LVMHジャパンが女性の再就職を支援 国際ファッション専門職大学とモード学園が協力

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2021年04月18日 17:51  Fashionsnap.com

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記者会見の様子 (左から)東京モード学園の柴田誠校⾧、学校法人日本教育財団の後藤京子理事、国際ファッション専門職大学の近藤誠一学⾧、LVMHジャパン代表取締役社⾧のノルベール・ルレ氏、LVMHジャパン HR SVPのステファン・ヴォワイエ氏 Image by: LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン(以下、LVMHジャパン)が、女性の再就職とキャリアアップをサポートする「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」をスタートした。主に結婚や出産、育児、介護などの理由で離職せざるを得なかった女性および性自認が女性である人を対象に、ファッションやコスメティックス、ウォッチ&ジュエリーの販売における専門的な知識と経験を得るための学習機会とトレーニングを提供し、再就職を支援する。

 LVMHは若い世代や新たなキャリアを模索する人々の雇用開発を目的に、2014年に「ME(Métiers d’Excellence)」インスティチュートをパリで創設。これまでにヨーロッパ4ヶ国で31のプログラムを実施しており、約1000人が受講した。アジア地域に導入されるのは初となる。

 今回のプログラムには学校法人 日本教育財団が運営するモード学園と、2019年に開学した国際ファッション専門職大学が協力。参加者は1年間にわたり両校の総合校舎コクーンタワーでファッションと美容の基礎知識を学ぶ座学授業、接客やメイク、スタイリングの実習授業、国内外のビジネスリーダーによる講義などの特別カリキュラムを受講することができるほか、LVMH傘下ブランドまたは部門のスペシャリストをメンターに、店舗でのインターンシップを通じてクライアント・アドバイザーの実務を経験できる。特別カリキュラムの授業料に関しては免除され、職場実習期間には生活支援の手当が支給される。プログラムの受講期間は1年間。授業およびトレーニングを終了すると卒業証書が授与され、LVMH傘下ブランドでクライアント・アドバイザーとしての就職チャンスを得ることができる。

 2021年のプログラムでは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ブルガリ(BVLGARI)」「セリーヌ(CELINE)」「フェンディ(FENDI)」「ロエベ(LOEWE)」が参加。4月15日に立ち上がった1回目のプログラムには、さまざまなバックグラウンドを持つ12人を受講生に迎えた。

 LVMHジャパンのノルベール・ルレ代表取締役社長は「LVMHでは常にパーソナルライフバランスを踏まえた上で、女性のプロフェッショナルキャリアを実現することに情熱を注いでいます。その観点から女性の復職を支援することは非常に重要であると同時に、高い意欲を持つ新しい才能を迎え入れ、LVMHならではの専門的な知識を継承することを目指しています。女性の活動を支援することにより日本社会全般に貢献し、すべての人にとってより良い未来へ繋がると確信しています」とコメントした。

■2021年参加ブランド:ブルガリ、セリーヌ、クリスチャン・ディオール・クチュール、フェンディ、フレッド、ゲラン、ロエベ、ロロ・ピアーナ、ルイ・ヴィトン、マーク ジェイコブス、パルファン・クリスチャン・ディオール、タグ・ホイヤー

このニュースに関するつぶやき

  • 男性および性自認が男性である人に対しての差別ですね。
    • イイネ!4
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