52号車は7周目の1コーナーで再び39号車をかわして2番手に浮上するも、トップを走る62号車とのギャップは1.422秒まで広げてしまう。ここからさらに追い上げにかかりたい川合だったが、62号車との間を走るST-2クラストップの32号車 ORC ROOKIE Racing GR YARISをかわすのに少し時間がかかってしまう。
その間にST-3クラス3番手の39号車、4番手の41号車 エアバスター55Garage RC350 TWSの庄司雄磨というTRACY SPORTS with DELTAの2台が接近する。
ST-2クラスは序盤、32号車 ORC ROOKIE Racing GR YARIS(井口卓人/佐々木雅弘/MORIZO/松井孝允)がレースをリードするも、3番手スタートからジリジリとポジションを上げた225号車 KTMS GR YARIS(野中誠太/平良響/翁長美希)が第1戦もてぎに続く2連勝を決めている。
しかし、53周目、310号車は水漏れによるオーバーヒートで長時間の修復を強いられることに。また、18号車 Weds Sport 86(浅野武夫/藤原⼤暉/松井宏太)はピット作業違反によりドライブスルーペナルティが課せられたこともあり、884号車 林テレンプ SHADERACING 86がそのままトップで第1戦もてぎに続く今季2勝目を手にした。2位にWeds Sport 86、3位にGRGarage⽔⼾インター GR86という結果となった。
ST-5クラスはセーフティカー導入時にステイアウトを選択した66号車 odula TONE MOTULロードスター(武地孝幸/太⽥達也/⼤野尊久/猪股京介)と456号車 odula Star5 Roadster(橋本陸/貫⼾幸星/⼤崎達也)がOVER DRIVE同士の戦いを繰り広げ、40周目のヘアピンコーナーで456号車の橋本陸が66号車をかわしてトップに浮上する。
456号車は50周目に最初のピットを済ませたが、トップのままコース復帰することに成功するとさらにリードを伸ばし、今季初優勝を手にした。2位はポールスタートの72号車 TiRacing☆NATS☆ロードスター(金井亮忠/石井達也/岡原達也/猪爪杏奈)が、3位は66号車 odula TONE MOTULロードスターが獲得している。
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook、次戦となる第3戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』は、5月21〜23日に富士スピードウェイで行われる。