セリエA第31節が18日に行われ、4位アタランタと3位ユヴェントスが対戦した。
来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す両チームが、勝ち点差「1」で激突。立ち上がりからお互いに積極的な入りを見せ、緊張感のある試合展開が続く。アタランタは24分、ルイス・ムリエルのパスから抜け出したマッテオ・ペッシーナが左足を振ったが、相手DFマタイス・デ・リフトにコースを限定されて枠を捉えられない。
ユヴェントスは34分、敵陣ペナルティエリアでフェデリコ・キエーザがボールを奪うと、こぼれ球を回収したアルバロ・モラタは相手を一人かわしてループシュート。しかし、ゴールの手前で相手DFベラト・ジムシティにクリアされる。前半終了間際にはフリーキックにデ・リフトが頭で合わせたが、枠を捉えられず。前半はスコアレスで折り返した。
アタランタは59分、ムリエルが左サイドから切り込んでゴール右上隅を狙うが、シュートは惜しくも枠を捉えられない。対するユヴェントスは64分、パウロ・ディバラがゴール左上隅を狙ったフリーキックを放つが、わずかに枠を外れる。
70分、アタランタはヨシップ・イリチッチが右サイドから左足でゴールに向かうクロスを供給すると、ドゥバン・サパタがダイビングヘッドで合わせるが、枠に持っていくことはできない。ユヴェントスは76分、デヤン・クルゼフスキの折り返しにアルバロ・モラタがダイレクトで合わせたが、ピエルルイジ・ゴッリーニのセーブに遭う。
すると87分、ついに試合の均衡が破れる。ペナルティエリアの外からルスラン・マリノフスキーが得意の左足を振り抜くと、強烈なシュートは相手DFアレックス・サンドロに当たってコースが変化してゴールに吸い込まれた。
試合はこのまま終了。アタランタはリーグ戦5連勝で勝ち点を「64」に伸ばし、3位に浮上した。ユヴェントスはリーグ戦4試合ぶりの黒星となり、アタランタと勝ち点差「2」の4位に後退した。次節はミッドウィークに行われ、アタランタは22日にアウェイでローマと、ユヴェントスは21日にホームでパルマと対戦する。
【スコア】
アタランタ 1−0 ユヴェントス
【得点者】
1−0 87分 ルスラン・マリノフスキー(アタランタ)