「自衛隊式」セルフコントロール術! ピンチやストレスに強くなるための極意

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2021年04月19日 06:41  ダ・ヴィンチニュース

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写真『絶体絶命の場面でも「最善手」を打てる極意 自衛隊式セルフコントロール』(二見龍/講談社)
『絶体絶命の場面でも「最善手」を打てる極意 自衛隊式セルフコントロール』(二見龍/講談社)

 地震、台風や津波、水害。ここ数年、毎年のように起こる災害に、自衛隊の人々は昼夜なく活動してくれ、多くの人の命を救っている。毎回、被害状況や困難の大きさも違うのに、なぜ「最善手」を目指して行動することができるのだろうか?

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『絶体絶命の場面でも「最善手」を打てる極意 自衛隊式セルフコントロール』(二見龍/講談社)は、元自衛官の著者が入隊から徹底的に鍛え上げられる「セルフコントロール」について、日常にも応用できる極意を教えてくれる。

今自分にできることに集中する! すぐに行動できる身近な内容が盛りだくさん

 私は根本的にぐうたらな人間である。そんなのが読んで大丈夫なのか、とおそるおそる本を開いたが、思った以上にすぐ行動できる身近なこともたくさん盛り込まれていた。例として、「呼吸」を扱った項目がある。

呼吸法を日常生活で役立てるためには、普段から呼吸に意識を向けることが重要です。呼吸の深さや速さを意識することで、自分の緊張状態や体調を把握するためのヒントを得られるからです。

 ただ息を吸い、止め、吐くだけのことが、セルフコントロールに重要な役割を果たすとは驚きだ。本書では「身体を覚醒させる呼吸」と、「精神を安定させる呼吸」の2種類が紹介されている。眠くて仕方なかった時に覚醒させる呼吸をやってみたら、確かにしゃきっとした。また、プレゼンや発表前にはリラックスさせる呼吸が良さそうである。

 仕事がうまくいかず、クヨクヨ悩んだことはないだろうか。災害救援でそんなことをしていたら、自分の命も危ういので、自衛隊員は「自分が影響力を与えられることのみに集中する」そうだ。目の前のことに全力投球。シンプルだが大事なことだ。

「ストレスはオブラートのようなもの。厚くせず、こまめに溶かす」という項目も非常に参考になったが、簡単な方法に「運動」が挙げられているのはとても「自衛隊らしく」てにんまりしてしまった。

耳が痛い……だから心に届く! 命を懸けて戦う人々が心がけていることを学ぶ

 手軽にできることが紹介されている一方で、耳が痛くなるような厳しい言葉が多々述べられている。例えば、「意識改革はやり切る。途中でやめたらやらないのと同じ」「二面性を持つ人は信頼されない」などだ。

「自分に甘くないか」という項目では

自分に甘いタイプは、自分のことを実力以上にできる人間だと過大評価してしまい、反対に相手を過小に評価する傾向があります。

 と言い切った上、このタイプは自信があり、プライドが高く、日々の努力が不十分で、現状のまま足踏みをすることになる……と続く。

 叫びたくなるようなシビアさだが、自分の命、仲間の命、そして国民の命を預かるという自覚を持ち、過酷な、予断を許さない状況にすぐさま飛び込まねばならないのが自衛隊。常に向上心を持ち、自分自身に厳しく日々の鍛錬を怠らない人々にとっては、当たり前のことなのだろう。

 気持ちが後ろ向きだと「そんなことしても何も変わらないだろう」とそっぽを向きがちだ。しかし、まずは「やってみる」ことが大切である。セルフコントロールは、自分自身のため、そして周りの人を不快にさせないために行うもの。ピンチや落ち込み、壁にぶつかった時、この本がきっと助けになってくれるはずだ。

文=宇野なおみ

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