ウィリアム王子、王配の葬儀でヘンリー王子とは従兄を挟み歩くことを要望していた

エディンバラ公フィリップ王配の葬儀前、王配の棺を乗せた霊柩車の後ろを王室メンバーが行列となって歩いた。ウィリアム王子とヘンリー王子は従兄を挟んで3人で並んだが、この手配はウィリアム王子が要望したことだったという。葬儀の後、2人の王子は肩を並べて話しながら教会を去る姿が目撃されている。『Mail On Sunday』が伝えた。

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現地時間17日、ウィンザー城の聖ジョージ教会でエディンバラ公フィリップ王配の葬儀が営まれた。王配の棺が教会まで運ばれる際には、王配の4人の子供達と3人の孫達が行列を作り、霊柩車の後ろに続いた。

ウィリアム王子は、移住先の米カリフォルニア州から一時帰国したヘンリー王子と約1年1か月ぶりに肩を並べて歩くことが期待されたが、2人の間には従兄にあたるピーター・フィリップスさんが入って行列した。『Mail On Sunday』によると、この並びはウィリアム王子が要望したと伝えている。


同メディアの王室情報筋によると、ヘンリー王子は帰国後に王室メンバーから冷遇されたが唯一、アンドルー王子だけが同情しているという。アンドルー王子は、2019年に拘留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告との親交がスキャンダルになった後、公務から退いている。同被告は、未成年少女の人身取引の疑いで逮捕されていた。

情報筋は、そのような経験を持つアンドルー王子について「元妻のセーラ・ファーガソンや自分自身の経験から、部外者となった立場の気持ちを理解しているのです。今のヘンリーがその状態で、他の王室メンバーは女王への保護とヘンリーに対する憤慨という思いが深まっているようです」と話している。

ヘンリー王子とメーガン妃は先月、オプラ・ウィンフリーによるインタビューで王室メンバーが生まれてくるアーチー君の肌の色に懸念を示したと告白した。

同情報筋は、王室メンバーがこのインタビューについて「今も憤慨している」と明かし、「彼らは一丸となって女王を支持している。彼らはヘンリーが酷い振る舞いをしたと思っているのです」と語った。

葬儀当日、王配の棺が教会に到着するとウィリアム王子はヘンリー王子より先に入場して席に着いた。ヘンリー王子はウィリアム王子とキャサリン妃の真正面に座席したが、お互いに目を合わせることもなく視線は目の前にある棺に向けられていたという。

葬儀が終わった後、教会の外ではヘンリー王子がキャサリン妃と会話しながら歩く姿が目撃された。その後手前を歩いていたウィリアム王子が加わり、3人が並んで談話しながら坂を上っていった。


しばらくするとキャサリン妃が兄弟のそばを離れ、後ろを歩いていたソフィー妃と娘のレディ・ルイーズの元に加わった。するとウィリアム王子とヘンリー王子は2人だけになり、肩を並べて歩く姿が見られた。

ウィリアム王子はかつて、キャサリン妃のことを「兄弟の仲裁人」と表現したことがあった。妃の今回の素晴らしい配慮について、現地メディアは「家族の仲裁人」「ウィリアムとヘンリーの確執を鎮める」などとこぞって称賛している。



画像は『Duke and Duchess of Cambridge　2019年9月15日付Instagram「Wishing a very happy birthday to The Duke of Sussex today!」』『The Royal Family Channel　2021年4月17日付Twitter「Queen Elizabeth II and other members of the Royal Family, including Prince Charles, Prince Edward, Prince Andrew and Princess Anne, joined a procession on Saturday at Windsor Castle ahead of the funeral for Prince Philip.」「Prince William and his brother, Prince Harry, were seen walking together through the grounds of Windsor Castle following the funeral of their grandfather, Prince Philip, the Duke of Edinburgh, on Saturday.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）