お天気の業界用語いくつわかるかな？ 気象予報士・蓬莱大介の【お天気ライブ ほうらい屋】【22】
0
2021年04月19日 18:31 TVerプラス
それぞれの業界で、そこでしか通用しない独特な言葉、いわゆる業界用語ってありますよね。テレビ業界では、銀座が【ザギン】、六本木が【ギロッポン】というのはよくネタにもされています。そして深夜０時のことを【てっぺん】、出演者の場所などをテープなどであらかじめマーキングすることを【バミる】などは、スタッフの皆さんは自然に使っているのをよく耳にします。以下は、ウェザールームにいる気象予報士３人の会話です。皆さんはいくつ意味がわかりますか？A「この所、暖かいね〜。大阪でもう桜が咲いたよ。これ�．汽ぅ魯笋犬磴覆ぁ��▲謄鵐愁Δ吠垢い討澆董�B「了解です。春なのに��ゴヒャクの�ぅ粥璽僖奪僉爾睥稠�より強いですし、季節の進みが早いですね」C「いま昼の�ゥ▲妊垢�きたんですけど、きょうの大阪�Γ横隠韻能桔�は�В械娃欧任�てますね」A「きょうは２１１よりも�┌隠娃阿任いい鵑犬磴覆い�な。��１円玉だな」B「週末は２週連続ですよ〜、春の��二つ玉は勘弁してほしいです」Ｃ「とりあえず、きょうは��ナンコウホクテイで気温も高めと…」いかがでしょうか？まるで暗号が飛び交う気象の現場。まず、わからないですよね。でも実際にこんな感じで働いています。では、順番に説明していきます。�� サイハヤ…「観測史上最も早い」の省略。本来、最早（さいそう）という所をこう呼ぶ。ちなみに最も遅いは、サイオソと言う。�� テンソウ…気象庁の「天気相談所」のこと。一般の人でも電話すれば天気のことを教えてくれる。気象予報士は過去のデータや統計を聞くことが多い。�� ゴヒャク…５００hPa高度の専門天気図のこと。�� ゴーパッパー…５００hPa高度の等高度線５８８０mのこと。夏の太平洋高気圧の目安とされる。�� アデス…地域気象伝送網（Local Automated Data Editing and Switching System）の英語の頭文字をとってエルアデスやアデスと呼ぶ。気象台からの予報などがプリントされ届く仕組みのこと。基本的に４時半頃、１０時半頃、１６時半頃に送られてきて、それを参考にしながら、朝、昼、夕方の天気予報を伝える。�� ２１１…画面の天気マークにそれぞれ番号を振った天気テロップ番号のこと。２１１は曇りのち晴れ。�� ３０２…雨時々曇り�� １００…晴れ�� １円玉…これ以上崩せない（両替できない）ことから、安定した天気のこと。�� 二つ玉…低気圧が日本海と太平洋を挟むように発生する気圧配置のこと。雨雲に挟まれて逃げ場なし、広範囲で天気が崩れるパターン。�� ナンコウホクテイ…南に高気圧、北に低気圧がある気圧配置。高気圧のふちを回って暖かい南風が低気圧に向かって吹くため、日本列島は気温が上がるパターン。プロフィール蓬莱大介（ほうらい・だいすけ）気象予報士・防災士。1982年兵庫県明石市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2011年読売テレビ気象キャスター就任。 現在、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」「ウエークアップ」「a-yan」にレギュラー出演中。読売新聞（全国版）で連載記事「空を見上げて」を執筆。著書 「クレヨン天気ずかん」（2016年主婦と生活社）「空がおしえてくれること」（2019年 幻冬舎）
Copyright(C) 2024 TVer INC. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
エンタメ
