草なぎ剛“天才”の秘密は大杉漣さんの言葉と「草なぎ家の美談」にあり その演技に元気づけられる人も

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2021年04月20日 15:01  Techinsight Japan

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トランスジェンダーという難役も「なんかできちゃった」と草なぎ剛
映画『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞した草なぎ剛が、4月18日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した。マイペースなトークで“つよぽん”ワールドに巻き込まれて、MCの東野幸治や後藤輝基(フットボールアワー)らお笑い芸人もタジタジだった。再現VTRでは草なぎがお世話になったという俳優・大杉漣さんとのエピソードが紹介され、大杉さんの言葉のなかに草なぎが役者として成長を続ける理由がうかがわれた。映画やドラマと活躍する草なぎ剛の演技に癒されたり、生きる力をもらう人も少なくない。

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草なぎ剛は以前、舞台で大杉漣さん(2018年2月逝去・享年66)と共演した際に大杉さんの楽屋でギターの弾き方を教わったという。草なぎが落ち込んでいた時には、草なぎが好きなアーティストだと話していた斉藤和義のライブに誘って励ましてくれたそうだ。そのような心温まるエピソードをVTRで紹介した後、大杉さんの妻・弘美さんの手紙が紹介された。そのなかで「草なぎさんのギターの上達に驚いて、大杉が言っておりました『草なぎくんは努力の人なんだ。コツコツどんどん上手になっていくんだよ』と。好きなことに惜しみなくエネルギーを注ぐ姿を頼もしく眩しく感じていたようです」とあった。

『ミッドナイトスワン』で草なぎ演じる主人公が号泣するシーンについて、東野幸治が役作りの苦労を引き出そうと思い「トランスジェンダーの役として泣くのは、難しかったのでは」と聞いたところ「なんかできちゃったんですよ」とニコニコしながら返され、当てが外れた東野は「天才! 天才やわ! もう言うことございません」と動揺を隠せなかった。トランスジェンダーの主人公を演じるにあたり、草なぎは「間違ったらもう1回やればいいや、という感じでやったらできちゃった」、「なんかできちゃったんですよね」、「そんなもんじゃないんですか?」と自然体で話して笑いを誘ったが、実は大杉さんがいうように「コツコツと努力を重ねた」結果なのかもしれない。


そんな草なぎは18日、Twitterで「わたし、階段落ちしました。ネジが、外れました」と思い出を語った動画を投稿している。子どもの時に実家で階段から転げ落ちて九死に一生を得たという「草なぎ家の美談」ながら、その時から「剛は1本ネジがくるった」と言われているそうだ。トーマス・エジソンの名言「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」は有名だが、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』の演技を「なんかできちゃった」と振り返って東野を「天才!」と驚かせた草なぎ剛の魅力は、人知れず「コツコツ努力」するところと「1本ネジがくるった」ようなひらめきに秘密があるのではないだろうか。

またNHK大河ドラマ『青天を衝け』で草なぎ剛は徳川慶喜役を演じており、Twitter上では『徳川慶喜』(1998年)で主演した本木雅弘に重ねて「本木慶喜に勝るとも劣らない草なぎ慶喜。主要な脇役が秀逸な大河は本当に面白い」という声や「元SMAPの面々の衰えない魅力に驚かされる。特に草なぎ剛さんは年々良くなる。ミッドナイトスワンは言わずもがな、大河での慶喜役も好評だ。彼を見ていると歳を重ねることへの恐怖感が薄れていく。人生はいつからだってスタートできるのだ」という声が見受けられた。さらにBSプレミアムで3月に放送された主演ドラマ『ペペロンチーノ』が4月17日にNHK総合で再放送されると、Twitter上で「何回観ても泣けちゃう」、「草なぎ剛さんのとても自然な表情や声が、震災をテーマにしたドラマを受け入れやすくしてくれている」などの反響があった。



画像2、3枚目は『草なぎ剛 2020年8月23日付Instagram「内田監督と久しぶりでした。」』『吉田羊(♀)Yoh Yoshida 2021年3月15日付Instagram「先日BSで放送された宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」が、NHK総合で再放送されることになりました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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