声優・石原夏織「みんなの背中を押してくれる1枚です」 - 6thシングル「Plastic Smile」、4月21日リリース

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2021年04月20日 19:02  マイナビニュース

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●6thシングル「Plastic Smile」リリース
声優、そしてアーティストとして活躍する石原夏織の6thシングル「Plastic Smile」が、2021年4月21日(水)にリリースされる。

表題曲「Plastic Smile」は、自身も三島柚葉役で出演するTVアニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』のエンディングテーマ。作詞を磯谷佳江、作曲を三好啓太、編曲を佐藤純一(fhána)が担当している。

一方、カップリングに収録される「キミに空とクローバー」は、作詞をこだまさおり、作曲を畠舎聖悟、編曲をsugarbeansが手掛けており、軽快なリズムとおしゃれなサウンドで、春の訪れを感じるような楽曲となっている。

そこで今回、リリースを前に石原夏織が語ったメッセージを紹介しよう。
○●石原夏織が語る6thシングル「Plastic Smile」

――「Plastic Smile」は、4月から放送開始となったTVアニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』のエンディングテーマになっていますが、曲を作る際、どのような曲にしようと思いましたか?

『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』のエンディングを担当させてもらうことが決まってから、どんな曲にしようって打ち合わせをしたのですが、原作を読んだとき、ヒロインの沙優が悩んだり、家出したりした理由を考えて、ただただ明るいだけではなく、ちょっとした切なさを感じました。でも、吉田と出会い、どんどんと変わっていく、明るくなっていく感じもあったので、明るくて切ない曲ができないかなって思いました。これまでに歌ったことのないテーマだし、自分の声質にも合うんじゃないかと思ったので、この線で行こうと。

――ということは、沙優視点の曲という感じでしょうか?

そう捉えることもできますが、どちらかと言うと、登場するみんなの心情も含めての曲に仕上がっていると思います。

――エンディングテーマということを意識した部分はありますか?

この曲もリズムのある曲ではありますが、オープニングはもっと華やかでリズミカルなイメージがあったので、それとは違う感じだけど、その中でもスピード感のある曲がいいなというのが意識したところです。

――レコーディング前に曲を聴いた感想はいかがでしたか?

まだアレンジが全然完成していない段階だったんですけど、まずは、自分が持ってそうで持っていなかった曲だなって思いました。そして、歌詞も入っていない状態なので、心にすっと入ってきて、すごく感動できる、いい曲ができたなって思いました。

――歌詞を最初に見たときの印象は?

作品を観てくださる方には、作中のシーンや情景が浮かんでくるし、作品をまったく知らない人でも、これまで経験したことの中に結びつくところがたくさんあって、共感してもらえるんじゃないかと思いました。すごく良い歌詞で、最初にチェックしたときも、自分では直すところはほとんどなくて、すぐに大丈夫ですって戻しました。

――歌詞が気になっても変えてもらうこともあるのですか?

内容が気になるというのではなく、歌い回しで、歌いにくかったりする部分を直してもらうことはあります。

――レコーディングはスムーズでしたか?

少しセットキーが高くて、自分的には冒頭から、割と張らなければいけないというか、強く出さないと歌いづらい感じだったんです。歌詞やメロディの流れを考えると、サビに向かってどんどん盛り上がっていき、なおかつ3番に向かって盛り上がっていかないといけないのに、頭からこの強さで歌うのはどうなんだろうと、ちょっとモヤモヤした感じでレコーディングに挑んだのですが……。

――モヤモヤというのは?

たぶん、この歌い方じゃないと思っていたんですよ。もっと細くて繊細な感じで歌いたいのに、キーの話だけでいうと、強く歌わないと歌いづらい。でもそれだとニュアンスも出せないし、サビならまだしも、1Aの歌い方ではないなと。このままだとただただ真っ直ぐな曲になってしまう。でも、抑えすぎるのも違うんじゃないかと思ったんです。バラードならそれでもいいけど、この曲はバラードではないので。そんなモヤモヤを抱えながらレコーディングを始めたのですが、やはりみんなもちょっと違うよねって感じになって。だから、佐藤純一さんとプロデューサーと私の3人で、何度も検証しながら進めました。いつもならサラッと録れてしまうんですけど、今回はちょっと難しくて、苦戦しました。

――キーなどはいじらずに歌い方で調整した感じですか?

いつもならキーを変えたりもするんですけど、今回はたぶんこれがベストだと思っていたので、キーはいじらず、歌い方で工夫しました。

――そうなるとライブなどでは大変ですね

そうなんです。実際、レコーディングが終わった後、無事に録り終えて良かったと思ったのと同時に、ライブでは絶対に歌えない!っていうのが頭をよぎりました(笑)。

――そんな苦労した曲の仕上がりを聴いた感想はいかがでしたか?

レコーディングのときは、まだアレンジが6割くらいだったのですが、完成版では、繊細さと深みがいろいろな音で表現されていて、単純に曲としてすごくいいなと思いましたし、曲を作るのってすごく面白いと思いました。同じメロディなのに、アレンジによってまったく別のモノになってしまうのがすごく面白くて。曲を作っていない私ですら面白いと思うほど、すごい世界なんだとあらためて感じました。

――そして、次は自分でやろうと

できないできない(笑)。知識がなさすぎます。

――実際に歌ってみて、歌詞の内容とか、印象が変わったところはありますか?

歌詞をチェックしたときにすごく気に入った部分は、2Aの「いつからだろう 一歩引くクセ身に付けて 慣れてしまってた」というところで、すごくわかるなって。言いたいことはあるんだけど、この場で言うことではないだろうと思って言わなかったりして、また今日も言えなかった、みたいに落ち込むことがあったんです。それは決して悪いことではないと思うんですけど、言えたほうが良いこともあるじゃないですか、後悔するくらいなら。だから、そんな自分が嫌だったんですけど、この歌詞を見て、肯定されているというか、けっこうみんなが同じように考えているんじゃないかと思えるきっかけになりました。だからここがすごく印象に残っていたんですけど、実際に歌ってみると、落ちサビからラストサビにかけて、ちょっとフレーズが変わったりもするのですが、すべてが吹っ切れて、青空の下で歌っているようなイメージが急に頭に思い浮かんだんですよ。そのときの清々しい気持ちだったり、細かいことは良いやっていう気持ちだったりが、すごくいいなと思いました。なので、最初から好きだった部分はもちろん、歌うたびにいろいろな表情に出会えるところも気に入っています。

●カップリング曲&MVについて
――続けてカップリング曲についてお尋ねしますが、「キミに空とクローバー」はどういったイメージで作った楽曲ですか?

今回のシングルが春にリリースするということもあったので、春が訪れている様子を感じながら、これからの希望とか夢とかを願っている、そんなテーマで作りました。草原で寝転がりながら、いろいろなことを考えている感じです。

――この楽曲における「キミ」というのは、どういった設定なのでしょうか?

明確な設定はなくて、聴いている人が思い浮かぶ相手という感じです。どのように捉えてもらってもいいなって個人的には思っていますが、親しい相手ではあると思います。ただ、恋愛の曲ではないので、友達だけど恋人ではない……そんな微妙な距離感なんじゃないかと。あと私は、葉っぱに太陽光があたって透けて、ちょっと黄色い緑みたいに見えるのがすごく好きなので、それを見つつ、街を歩きながら、良い季節だなって思っているのをイメージしながら歌っています。だから、季節的に言うと、春から夏にかけて……初夏を感じながら、その季節感や温かさ、テンションの上る感じを乗せています。

――歌詞の中で好きな部分はありますか?

2番のサビ、「希望で育ってくクローバー 太陽浴びて輝け」というところが好きです。先程も言った、葉っぱがキラキラしているというのはまさにこんな感じだと思います。これに続く“深呼吸”も含めて、すごくいい感じですよね。

――今回は表題曲もカップリングも近い感じの曲になっていますね

この曲も、これまであまり歌ってこなかったタイプなので、あえて入れてみようと思いました。

――どちらの曲も、鼻歌とか、自然と口ずさんでしまうような感じですよね

私も公園の近くを歩いているときは、「キミに空とクローバー」を口ずさんでますね。周りに人がいなければ(笑)。

――どちらかというと「キミに空とクローバー」ですか?

そうですね。やはり今の季節にピッタリあっているからだと思います。レコーディングのときも、葉っぱを思い浮かべながら歌っていたので。

――「Plastic Smile」のMVについてもお伺いしたいのですが、今回はダンスではなく、演技をしていますね

してますねー。今回の曲は踊っているという感じでもないので。ライブでは踊っているんですけど(笑)、基本的にはダンス推しではないので、これまでにやったことのないドラマ仕立てにしようと思いました。内容については、ある程度、私と年齢だったり、状況が同じほうが、見てくださる方も入り込みやすいと思ったので、アニメともリンクさせて、会社で働いているイメージにしました。
○●6th Single「Plastic Smile」MV short ver.

――実際に演技をしてみていかがでしたか?

最初はちょっと緊張しました。自分のことをけっこう低く評価するタイプなので、うまくできないと嫌だなあと思っていたのですが、意外と最初のシーンから、監督さんやスタッフさんに、上手だねって言ってもらえて、少し自信を持って撮影を続けられました。

――MVにしては演技のシーンが多いですよね

普通だったら女優さんに頼むのではないかと思うくらい多いんですよ。意外と皆さんから評価していただけたので、最後まで楽しくできました。ただ、泣きのシーンだけはちょっとハラハラしていて、念の為に目薬も用意していただいたのですが、どうせならちゃんと泣きたいと思って、頑張って泣きました(笑)。

●背中を押してくれる1枚
――今回のシングルは1枚を通してどんな仕上がりになっていますか?

春になり、新しい環境に飛び込んだものの、上手くいかない……そんなときに背中を押してくれるんじゃないかと思います。「Plastic Smile」で背中を押して、ポジティブになったら、「キミに空とクローバー」を聴いて、さらに楽しくなってもらえる。何か新しいことを始めて、悩んでいる人の支えにもなれる1枚だと思っています。

――何か新しいことを始める……ということですが、石原さんが今年やってみたいと思っていることはありますか?

去年のオータムイベントのとき、占い師さんに去年と今年は苦手なことをやったほうが良いと言われたので、苦手なことに挑んでいこうと思っています。なので、最近は本を読んでます。あと、今年こそ沖縄に行きたいです。行きたいんですけど、行けるかわからなくて。

――沖縄とハワイならどちらが良いですか?

それはもちろんハワイですけど(笑)。今の状況だとハワイは現実的ではなさすぎますよね。沖縄でさえ難しいと思うので、今年は伊豆に行こうかなって。

――どこかに行きたいんですね。伊豆は温泉ですか?

海が見たいんです。伊豆もあまり行ったことがないのですが、すごくきれいなところを写真で見つけたので、そこに行ってみたいかなって。あと、犬を連れてバーベキューをしたいです。でも、なかなか犬を連れて行っていいバーベキュー場がなくて。先日、家族と一緒に調べていたら、1カ所だけ見つかったんですけど、今は営業していないみたいで。今年もこの夢は叶わずに終わりそうです。

――仕事面では何かありますか?

6月からファンクラブが始まるので、ファンクラブイベントをやってみたい!どんなものかちょっと想像がつかなかったりもするので、ぜひ実現させたいです。

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします

今回もいろいろな方に共感してもらえるシングルになっていると思います。きっと何かしらのときに、支えになってくれる曲だと思いますので、ぜひ皆さんに聴いていただけるとうれしいです。よろしくお願いします!

――ありがとうございました

■6thシングル「Plastic Smile」/商品情報
【発売日】2021年4月21日
<初回限定盤>
【品番/価格】PCCG-01967/1,925円(税込)
【収録内容】
M-01. Plastic Smile ※TVアニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』ED主題歌
作詞:磯谷佳江/作曲:三好啓太/編曲:佐藤純一(fhána)
M-02. キミに空とクローバー
作詞:こだまさおり/作曲:畠舎聖悟/編曲:sugarbeans
M-03. Plastic Smile Instrumental
M-04. キミに空とクローバー Instrumental
●初回限定盤特典
・「Plastic Smile」MUSIC VIDEO
・「Plastic Smile」MUSIC VIDEO MAKING 収録のDVD付き

<通常盤>
【品番/価格】PCCG-01968/1,375円(税込)
【収録内容】
M-01. Plastic Smile ※TVアニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』ED主題歌
作詞:磯谷佳江/作曲:三好啓太/編曲:佐藤純一(fhána)
M-02. キミに空とクローバー
作詞:こだまさおり/作曲:畠舎聖悟/編曲:sugarbeans
M-03. Plastic Smile TV size ver.
M-04. Plastic Smile Instrumental
M-05. キミに空とクローバー Instrumental
※描き下ろしアニメイラストジャケット仕様

(C)しめさば・KADOKAWA/『ひげひろ』製作委員会

【石原夏織/INFORMATION】
・石原夏織オフィシャルHP
・石原夏織スタッフ公式ツイッター
・石原夏織オフィシャルインスタグラム
・石原夏織 Official YouTube Channel
・石原夏織 オフィシャルファンクラブ「hand in hand」(竹間葵)

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