阪神がクリーンナップ5発で巨人粉砕 谷繁氏「各打者が準備できてる」好調打線を分析

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2021年04月21日 06:54  ベースボールキング

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20日、巨人戦で先制ソロを放ったマルテと阪神ベンチ
◆ 7年ぶり8連勝で首位ガッチリ!

 阪神が今季初の東京ドームで5本塁打含む11安打10得点と大暴れ。3ゲーム差で迎えた首位攻防戦の初戦で宿敵・巨人を圧倒し、2014年シーズン以来7年ぶりとなる8連勝を飾った。

 好調の打線は初回、3番・マルテの2試合連発となる4号ソロで幸先良く先制すると、2点リードの3回にはマルテの2打席連発5号2ランに続いて、4番・大山悠輔が右翼席へ2号ソロを放り込みリード拡大。2者連発の一発攻勢で相手先発・サンチェスを3回途中5失点でノックアウトした。

 その後、先発の西勇輝が失点を重ね一時は1点差まで詰め寄られたが、6回先頭の5番・サンズがドラ1右腕・平内龍太の146キロを右中間席へ運び流れを引き戻す6号ソロ。続く7回には勝負強さが光る7番・梅野隆太郎の2点適時打で突き放し、4点リードの9回には主砲・大山がこの試合2本目となるダメ押し3号2ランを左翼席へ放り込んだ。

 マルテ2発、大山2発、サンズ1発とクリーンナップだけで5本塁打7打点の大暴れ。打撃不調の1番・近本光司にも適時打が飛び出すなど11安打10得点の阪神打線に、20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷繁元信氏は「阪神打線、絶好調ですね。笑」と感嘆。

 「各打者が打つ準備をしっかりできていますよ。初球から甘い球をほぼ振りにいく。追い込まれてから難しい所を攻められても、なんとかファールにしながら甘い球を打つというね。本当にみんな状態が良いように感じる」と、12球団トップのチーム打率を誇る猛虎打線を分析した。

 ただ、“打線は水物”というのは野球界で常々言われてきたこと。谷繁氏は残り120試合以上ある長いペナントレースを見据え、「打線は波がありますから。落ちるときが必ずくるので、そのためにもいま勝てるうちに勝っておかないとね」と話した。

 20日終了時点で16勝4敗、貯金12で首位に立つ阪神は、打率.265、97得点、23本塁打の打撃成績に加え、チーム防御率2.35もリーグトップ。投打噛み合うロケットスタートでどこまで突っ走れるか、快進撃をつづける猛虎軍団から目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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