大谷、4回無失点も7四死球与え降板 チームは勝利し2番手・キャニングが白星

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2021年04月21日 14:04  ベースボールキング

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本拠地でのレンジャーズ戦に先発登板したエンゼルスの大谷翔平
○ エンゼルス 6 − 2 レンジャーズ ●
<現地時間4月20日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が20日(日本時間21日)、本拠地でのレンジャーズ戦で今季2度目の先発登板。7四死球を与えながらも4回無失点と粘ったが、5回を投げ切れず3年ぶりの白星はお預けとなった。チームは勝利し貯金3。大谷をリリーフした2番手・キャニングが今季初勝利(1敗)を手にした。

 今季初登板だった4日(同5日)のホワイトソックス戦は「2番・投手」のリアル二刀流で出場した大谷。この日は投手に専念し、2018年5月20日(同21日)のレイズ戦以来となる白星を目指した。その立ち上がり、一死から3連続四球を与え満塁のピンチを招いたが、5番・ソラック、6番・カルフーンを連続三振斬り。28球を要しながらも無失点スタートを切った。

 2回も先頭のトレビノから空振り三振を奪い、前の回から3者連続三振をマーク。続く8番・ガルシアには4つ目となる四球を与えたが、9番・ホルトの打席でバッテリーを組むカート・スズキが見事なストライク送球で盗塁を阻止。ホルトには初安打となる中前打を許すも、続くカイナーファレファを空振り三振に仕留めゼロを刻んだ。

 3回、4回はいずれも二死から四死球で走者を背負ったが、要所を締め4回まで無失点。味方打線が先制点を奪い、勝利の投手の権利まであと1イニングだったが、マドン監督が試合前に「(投球数は)75球から80球くらい」と話していた通り、大谷は4回80球、1安打無失点、7奪三振7四死球の内容で降板した。

 エンゼルスは3−2と1点差に詰め寄られた7回、6番・プホルスが通算664本塁打目となる今季2号ソロを放ち4点目。一死後、9番のカート・スズキには移籍後初アーチとなる左越え2ランが飛び出し6−2とリードを広げた。

 投げてはリリーフ陣がレンジャーズの反撃を2点に抑え逃げ切り勝ち。白星は2番手で2回1/3を1失点に抑えたキャニングに付き、大谷は3年ぶりの白星とはならなかったもののゼロを並べ、今季の防御率は1.04となった。
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