現時点で今年の「ドラフト候補」をランク付け! トップ10はこの選手たち【投手編】

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2021年04月21日 17:00  AERA dot.

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写真ドラフト1位指名が有力視される市和歌山の小園健太 (c)朝日新聞社
ドラフト1位指名が有力視される市和歌山の小園健太 (c)朝日新聞社
 選抜高校野球も終わり、全国では春季大会もスタート。また大学野球、社会人野球も公式戦が開幕し、各地で熱戦が続いている。ドラフト戦線も本格化してきたが、現時点で評価の高い選手を投手と野手に分けてランキング形式で10人ずつピックアップした。今回は投手編だ。

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*  *  *
■10位:山下輝(法政大)

 大学生だが即戦力というよりも将来性が魅力の大型サウスポー。春のリーグ戦ではここまで2試合に先発していずれも負け投手となり、安定感には課題が残るものの、ボール自体の力は申し分ない。特に高い位置から投げ下ろすストレートの角度とチェンジアップのブレーキは目を見張るものがある。スケールの大きさは今年の候補の中でも指折りの存在だ。


■9位:森木大智(高知)

 中学時代に軟式で150キロをマークして評判となった大型右腕。高校進学後は故障に苦しみ、なかなか目立った結果を残すことはできていないが、潜在能力の高さはやはり一級品で、この春は自己最速を更新する152キロも記録している。ストレートに注目が集まるが、変化球のレベルも高い。最後の夏は万全の状態で迎えて、圧巻のピッチングを見せてくれることを期待したい。


■8位:畔柳亨丞(中京大中京)

 選抜では3試合に先発して2完封、自責点1と見事な投球を見せてチームを準決勝進出に導いた。投手としてはそれほど大柄ではないが、たくましい体格と躍動感溢れるフォームから投げ込むストレートの勢いは高校生で1、2を争う。狙ったタイミングでギアを上げてスピードアップできるのも長所だ。選抜で不調を訴えた右肘の状態が戻れば、間違いなく上位候補の1人に入ってくるだろう。


■7位:椋木蓮(東北福祉大)

 リリーフタイプの本格派右腕。少しスリークォーター気味の柔らかい腕の振りが特徴で、楽に腕を振ってコンスタントに150キロ前後のスピードをマークする。球持ちの良さも長所で、打者の手元での勢いは出色だ。更に本格派にありがちな制球面での不安がなく、変化球のコントロールも安定している。リリーフであれば即戦力として期待できる存在だ。

■6位:鈴木勇斗(創価大)

 馬力が魅力の本格派サウスポー。173cmと小柄ながら強靭な下半身を生かして投げ込むストレートはコンスタントに140キロ台後半をマークする。フォームのバランスも良く、コーナーいっぱいに投げ分ける制球力も高い。春のリーグ戦では変化球の精度がアップしたところを見せ、開幕戦では被安打1、13奪三振完封と圧巻の投球を見せた。先発タイプのサウスポーとして高い評価を受けることは間違いないだろう。


■5位:風間球打(ノースアジア大明桜)

 東北を代表する大型本格派右腕。昨年夏の秋田県代替大会では150キロをマークし、その後に行われた東北代替大会でも仙台育英を相手に6回を被安打1、7奪三振と好投を見せた。長いリーチを生かした豪快な腕の振りが最大の魅力。この春は更に力強さがアップし、コンスタントに150キロ台を越えてきているという。この後の公式戦での投球次第では、高校生の目玉となることも十分に考えられるだろう。


■4位:達孝太(天理)

 選抜で最も評価を上げた投手。193cmという上背でまだバランスは不安定なところがあるものの、昨年秋と比べて腕の振りもボールも見違えるように力強くなった。これだけの長身でありながら持て余したようなところがなく、体の使い方が上手いというのは何よりの長所だ。まだまだここから伸びそうな雰囲気は十分で、スケールについては今年の候補の中でもナンバーワンと言えるだろう。


■3位:広畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)

 即戦力という意味ではナンバーワンの本格派右腕。3月に行われた東京スポニチ大会ではリリーフとして大車輪の活躍を見せてチームを優勝に導き、昨年の都市対抗での投球がフロックではないことを証明した。コンスタントに150キロ前後をマークするストレートは数字に見合う威力があり、カットボール、スプリットなど変化球の質も高い。すぐに使える投手が欲しい球団はぜひとも欲しい選手と言えるだろう。


■2位:小園健太(市和歌山)

 総合力では高校ナンバーワンで、選抜でも改めてその実力を見せつけた。スライダー、ツーシームと対になるボールを巧みに操って相手打者の狙いを外し、ここ一番ではストレートもしっかりスピードアップする。投球術に関しては大学生や社会人と比べても目立つレベルだ。体つきもこの冬で明らかに大きくなっており、プロ入り後も比較的早くから一軍の戦力になる可能性が高そうだ。


■1位:佐藤隼輔(筑波大)

 現時点で総合的に考えてナンバーワンと言えるのがこの佐藤だ。最速151キロのサウスポーというだけでも希少価値が高いが、ボールの出所が見づらいフォームで制球力も高く、安定感は昨年の早川隆久(早稲田大→楽天1位)に迫るものがある。この春も高い注目を集める中で、リーグ戦初戦ではいきなり完封勝利をマークした。左の先発タイプが欲しい球団は多いだけに、1位競合は必至の状況と言えるだろう。


 高校生では小園と達、大学生では佐藤、社会人では広畑が今のところ1位有力と言えそうだ。また、これから公式戦がスタートする風間、椋木の2人もここから評価を上げることは十分に考えられる。特に高校生は春から夏にかけて一気に浮上してくる選手もいるだけに、今後新たな上位候補の登場にも期待したいところだ。(文・西尾典文)

●プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員











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  • 森木くん何年か前に横浜にいた伊藤拓郎にしか見えないんだけど大丈夫なんだろうか…オリは小園くんか達くんに行くかな?需要は救援適性高い即戦力なんだけど https://mixi.at/a6NlaQd
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