サイを狙う密猟者、逃走するもゾウの群れに踏み殺される(南ア)

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2021年04月21日 21:11  Techinsight Japan

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逃走した密猟者が象の群れに踏み殺される(画像は『LADbible 2021年4月19日付「Suspected Elephant Poacher Trampled To Death By Herd In Africa」』のスクリーンショット)
南アフリカで多くの野生動物が観察できるクルーガー国立公園では、未だ密猟者が後を絶たない。そんな中、密猟者の1人がゾウの群れによって踏み殺されてしまったという。『LADbible』『ABC News』などが伝えている。

南アフリカ共和国北東部に位置するアフリカ有数の広さを有する鳥獣保護区「クルーガー国立公園」で現地時間17日、同公園の警備を担当するパークレンジャーらがサイを狙っていると思われる密猟者の男3人を発見した。

密猟者らは手に持っていた斧とバッグをその場に捨てて逃走したが、パークレンジャーが警察に援護を要請。航空部隊と警察犬部隊とともに逃走した密猟者3人を追跡し、1人を逮捕することができた。

逮捕された男は、他の2人について「途中でゾウの群れに遭遇したが、2人が群れから逃げ出せたのかどうか分からない」と話したそうだ。のちにパークレンジャーらは、付近でゾウに踏みにじられた状態で死亡している密猟者の男を発見した。

もう1人の男は目に怪我をしたようだが、そのまま逃走したという。同国立公園の最高経営責任者ガレス・コールマン氏(Gareth Coleman)は、今回の逮捕に協力した者に感謝を述べたうえで、次のように声明を出した。

「パークレンジャー隊、警察の航空部隊、そして警察犬部隊の皆さんの献身的な行動を誇りに思います。しかしながら、無駄に人命が奪われてしまったことについては非常に残念な思いです。」

「訓練されたチームワークと粘り強さにより、我々は公園内のサイの密猟を食い止めることができると信じています。そしてそれが私たちの責任でもあるのです。」

「密猟者は多くの人の暮らしを脅かし、家族を崩壊させます。彼らを取り締まるための資金や労力は、本来であれば雇用創出や街の開発などに使われるべきなのです。」

クルーガー国立公園を運営している南アフリカ国立公園の公式ウェブサイトによると、逃走中の男について警察が地元住民に情報提供を呼びかけ、引き続き捜索を続けているそうだ。

画像は『LADbible 2021年4月19日付「Suspected Elephant Poacher Trampled To Death By Herd In Africa」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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  • 密猟者、アイヤー!とかアイゴー!とか言ってませんでしたw?
    • イイネ!6
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