列車が迫るホームで線路に落ちた子供を間一髪で救った職員、鉄道省大臣が表彰(印)<動画あり>

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2021年04月22日 05:11  Techinsight Japan

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転落した子供を救おうと全速力で駆け寄る職員(画像は『Ministry of Railways 2021年4月18日付Twitter「A Good Samaritan: At Vangani station of Central Railway, Pointsman Mr. Mayur Shelkhe saved the life of a child just in the nick of the time.」』のスクリーンショット)
このほどインドで、鉄道職員の男性が列車が迫り来る中で線路に転落した子供を無事に救出し、表彰を受けることとなった。当時の様子を捉えた監視カメラの映像には、向かって来る列車に怯むことなく救助に向かう男性の姿があった。人々は彼を「ヒーロー」と称賛している。『Business Today』『CNN』などが伝えた。

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インドのムンバイにあるバンガニ駅で現地時間17日、6歳の子供がホームから線路に転落して迫り来る列車に危うく轢かれそうになった。この危機から子供を救ったのが、インド国鉄の職員であるマユール・シェルクさん(Mayur Shelkhe、30)だった。

当時の救出劇を一部始終捉えていた監視カメラの映像には、大人と子供が駅のホームを並んで歩く様子が捉えられていたが、子供が誤って線路に滑り落ちてしまった。一緒にいた大人は慌てふためきながら子供に這い上がってくるように呼びかけているが、子供はホームに上がることができずにいた。

その直後、列車がやって来てこのままでは轢かれかねない状況だった。するとその時、線路内を全速力で駆け寄る男性がいた。同駅の職員であるマユールさんだった。

マユールさんは、列車が迫り来る中で子供を抱き上げてホームの上へと押し上げた。そして自身も線路からすぐに避難し、その1〜2秒後に列車がホームを通過していった。あわや大惨事となるところを、マユールさんは身を挺して子供を救ったのだ。

そんなマユールさんは後日、勇気ある行動に対してインド鉄道省大臣のピユシュ・ゴーヤル氏(Piyush Goyal)から表彰を受けることとなった。

ゴーヤル氏はTwitterで、監視カメラの映像を添えて「バンガニ駅の鉄道職員であるマユール・シェルク氏は自らの命を危険にさらしてまで子供の命を救いました。非常に勇気ある行動を取ったことに対して大変誇りに思っています」と記している。

またインド国鉄のTwitterには「彼の模範的な勇気と献身的な職務遂行に敬意の意を表します」と称える投稿があった。一方のマユールさんは、表彰式の当日「私は国鉄から多くを得ることができました。私はただ自分の責任を果たしただけです」と話したという。



画像は『Ministry of Railways 2021年4月18日付Twitter「A Good Samaritan: At Vangani station of Central Railway, Pointsman Mr. Mayur Shelkhe saved the life of a child just in the nick of the time.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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