「エンダースキーマ」からDIYで成型できるシューズ登場、2型をラインナップ

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2021年04月22日 12:02  Fashionsnap.com

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「foot cast」キット(6ホールシューズ) Image by: エンダースキーマ
「エンダースキーマ(Hender Scheme)」が、購入者が自分で成型するセルフ・モデリング・プロダクト「foot cast」を発表した。4月24日から直営店「スキマ」の各店舗と公式オンラインショップのほか、正規取扱店舗で展開される。

 foot castは、「人から人へモノは渡っていき、製品になって、それを人が使ってその人なりの完成品になっていく」というブランドのアイデンティティを新たなアプローチで実現したプロダクト。足の形をモデリングする手法として、レザーの可塑性を応用して立体物を成型する「ウェットフォーム技法」を取り入れた。
 購入後の成型手順は、シューズを付属のPVCバッグの中で水に濡らし、足を入れて成型した後静かに脱ぎ、3〜4日乾かす。購入者それぞれの足の形をモデリングしやすくするため、通常よりラスト(木型)の甲の厚みを減らすなど特別仕様に設計。アッパーはしなやかで一枚仕立てでも張り感が出るキップレザーで、ソールは足あたりや返り、沈みを考慮したイタリアンベンズを用いている。プロダクトに使用する全てのレザーは、ベジタブルタンニン鞣しによるものを採用した。
 今回発売するのは、6ホールシューズ(3万8500円)とスリッポンシューズ(3万6300円/いずれも税込)の2型。6ホールシューズは、ベーシックなホールカットシューズをベースに、アクセントとして羽根とタンを縫合するステッチを施した。シンプルなデザインのスリッポンシューズは、購入者によるモデリングを想定し、履き口のサイズやシルエットを調整している。各シューズにはモデリングキットとして、シューズを濡らす際に使用するPVCバッグ、完成したシューズを保湿するデリケートクリーム、イラスト付きの説明書が付属。説明書に記載したQRコードを読み取ると、詳細な手順の動画を見ることができる。


■エンダースキーマ:公式オンラインショップ
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