【毒親】現代の親がやりがちな「子どもへの虐待」とは?あなたも知らずにやっているかも

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2021年04月22日 14:02  ウレぴあ総研

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“教育虐待”という言葉を聞いたことがありますか? どうもおどろおどろしい響きで、自分には縁遠い言葉のように感じてしまう人が多いはず。

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しかし、この教育虐待は、現代の子育て家庭であればそこにでも起こりうることなのです。

教育虐待とは何か? なぜ起こってしまうのか?

今回はそんな気になるポイントを『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』から紹介します。

■“教育虐待”って何?

本書の中で“教育虐待”とは、

「あなたのため」という大義名分のもとに親が子に行ういきすぎた「しつけ」や「教育」のことである。出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

と説明されています。

この説明だけを見ると非常にシンプルで、「なるほど」と納得感がありますが、その一方で「まさか自分がしているわけがない」「勉強は頑張らせているけれど、虐待と言われるのは心外」そう感じる人が多いかもしれません。

しかし、この教育虐待は何も周囲から見て「ちょっと子どもがかわいそう……」と顔をしかめてしまうような教育方法や、しつけばかりを指すものではないのです。

実際、本書の中でも、

2012年8月23日付の毎日新聞に掲載された記事によれば、「子どもの受忍限度を超えて勉強させるのは『教育虐待』」とのこと。出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

と語られています。

さらに、現代はただ勉強ができて有名大学に入るだけでは足りない、と皆が思い込んでいる時代です。

有名大学に入るのは当たり前。コミュニケーション能力や語学力、プログラミングなどの“オプション”がなければ……そんな親が子育てに感じるプレッシャーが、知らず知らずのうちに子どもを追い詰めて、教育虐待を招いてしまうのです。

■“教育虐待”を招く親はどんなタイプ?

それでは、なぜ教育虐待は起こってしまうのでしょうか?

原因は、現代の学歴というものの位置付けや環境などさまざまですが、今回はとりわけ、親の中にある原因を紹介します。

■1: 親が学歴コンプレックスを持っている

まず、多くの人が想像しやすいパターンは、親の学歴コンプレックスによるものではないでしょうか。

自分には学歴がなくて苦労したという親は、子どもになんとしてでも学歴を授けようとする出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

本書の中でも、こう語られています。

このタイプの親は、学歴で得られるであろうメリットばかりに目が向いて、その際に子どもが受けるストレスやコストを理解できない傾向があるのだそう。

つまり、自分自身が手に入れたことのないものを手に入れる上手な方法がわからない、手に入れる過程のストレスがわからない、だから子どもに過度なプレッシャーをかけてしまうということですね。

■2: 親自身が高学歴

幸か不幸か、常に最短ルートを進むことができてしまったひとは、最短ルートから外れることを過度に恐れる。子どもができれば、子どもにも最短ルートを歩ませなければいけないと思い込んでしまう。出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

これが、高学歴の親が陥りやすい子どもへの教育虐待の原因だとか。

自分自身の中に「高学歴を得た成功体験」がある親は、子どもに苦労をしてほしくない、自分自身が安心したいがために同じ道を歩ませようとする傾向があるのだそう。

また自分自身の成功体験から、勉強方法なども強要してしまいがち。

一度でも道を踏み外したらおしまいだという親の強迫観念は、子どもにも伝わってしまうものです。

これではせっかく学歴を得ても、今後の人生を「踏み外さないように生きなければ」という不安を抱えたまま送ることになります。

■“教育虐待”をしない親になるために

■1: “子どもの器”を見極めよう

ひたすら勉強をさせられて、本当に東大に入ってしまう子もいれば、早々につぶれてしまう子もいる。この違いはなんなのか。出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

この問いかけに対して、本書に登場する「花まる学習会」の代表・高濱正伸さんは「子ども本人の器の違いです。」と簡潔に答えています。

つまり、巷にあふれる勉強法を与えたところで、子どもに合うかどうかは子ども次第。

大人も千差万別さまざまな人がいるように、子どもまた十人十色です。親子であっても親と子どもは別の人間です。親が提供する勉強法が合わなかったからといって、子どもは責められるべきではありません。

同時に、子どもに対する教育がなんだかうまくいっていない感覚があっても、親が自分自身を責めなくても良いということです。

視野を狭めず、前向きにトライアンドエラーを繰り返していくことが大切ですね。

■2: 「なんのための教育?」を親がしっかり考える

なぜ勉強をしなければいけないのか? その疑問についてしっかりと考え、自分なりの答えを出している人はどれだけいるでしょうか。

教育虐待をしてしまう親に共通しているのは、

教育の目的は何か、なぜ勉強しなければならないのかという哲学がない出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

という部分だそう。

人生の最終目的はテストの点数をあげることや、東大に入ることではないはず。むしろそれは“子どもが生きていくための手段やアイテム”であるはずなのに、親の中でそれが目的化してしまっているのですね。

「どうして勉強しないといけないの?」子どもからこんな疑問を投げかけられた経験のある親は多いはず。今一度、見栄や思い込みを排除してこの疑問を自分の中で考えてみましょう。

■3: 結局、親は無力! と心得る

あえて言いたい。結局のところ、親は実は無力であると。いやむしろ、親は無力でいい、無力がいい。出典(『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』著・おおたとしまさ)

本書では、あえて「親は無力」という衝撃的な表現がされています。

親は子どもを思って、あれこれと世話を焼いてあげたり、上手に生きられるようにレールを敷いてあげたりしたくなるものです。

しかし、いくら意思疎通ができるほどに成長しても、子どもは親の思い通りには育たないものではないでしょうか。

何が何だがわからないまま過ぎていった赤ちゃんの時と同じように、親があたふたするのを横目に、子どもは勝手に成長していくものです。

「親」というものを過大評価せず、子どもの底力を信じて見守ることも大切です。



子どもを思う親であるからこそ、誰もがやってしまう可能性がある“教育虐待”。「あなたのため」そう口にしてさせている勉強は、本当に子どものためになっていますか?

今一度、子どもの様子を見つめ直して、「なぜ勉強をするのか」という本来の目的を振り返ってみましょう。

このニュースに関するつぶやき

  • 「社会人なる前に短期間でもいいからバイトくらいしといた方がいいぞ」「働きだしてからはたぶん難しいから学生のうちに免許とっとけ」「原付免許くらいほしいと思わんのか?」と日々虐待してます。
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  • 常日頃、公務員は警察は医者は�फ�á��ܤ���と言ってる人の子って、洗脳されちゃってその職業に就きにくいと思うんだけどそれはどうなの?なれるなれないは別としてさ。
    • イイネ!4
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