白濱亜嵐、初の医師役挑戦!“実家”GENERATIONSメンバーには信頼「家を守ってくれている」

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2021年04月23日 07:01  TVerプラス

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EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーで、PKCZ®︎としても活動する白濱亜嵐さんが主演を務める土曜ナイトドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系、毎週土曜23:00〜)が4月24日よりスタートします。

現役外科医・中山祐次郎さんの同名小説をドラマ化した本作。都内総合病院の外科で研修医として働くことになった雨野隆治(白濱)ですが、運ばれてきた患者を前に何もできず、右往左往するばかり。先輩医師に怒られ、無力さを感じながらも、“医師”に対する熱意を失わず、同僚の研修医と共に成長していく姿を描きます。

おじが外科医、おばが看護師で“医療が身近にあった”という白濱さんに、研修医役を通して感じていること、GENERATIONSメンバーの反応、伝えたいメッセージなどをお聞きしました。

――脚本を読んで感じたことを教えてください。

お正月に集まったとき、手術の練習をしているおじさんを見ていたこともあったので、そこまでかけ離れた世界ではないと思いました。研修医の苦悩や葛藤を描いてはいるんですけど、その中でもシリアスすぎずポップで笑えるシーンもあるので楽しんで見ていただきたいです。

――白濱さんが演じる雨野にはどんな印象を持ちましたか?

雨野は、茶目っ気もありながら、人を救いたいからお医者さんになったというまっすぐな意思を持ったキャラクターです。葛藤しながらも、いい意味でのライバルたちと切磋琢磨しながら進んでくのは、自分と近しい部分もあると思ったので、照らし合いながら演じられると思いました。

――近しい部分とは、どんなところですか?

同期の研修医の中でもちょっとイジられるところとか。僕もグループで活動していて、そういうことはよくあるので、キャラクターとして近いですね。

――雨野は、見栄っ張りで大口叩きな印象もありますが、そのあたりはいかがですか?

ビッグマウスとまでは言わないですけど、昔はあったなって思います。中学生のときに「EXILEになりたい」って言っていましたからね。大口叩くって、ある意味自分が弱いからこそ無理して言っている部分もあると思うので、そういうところは人間味があっていいなと思います。

――役を演じるうえで事前に準備したことはありますか?

医療のことを勉強するというよりも、研修医がどんな人たちなのか、本を読んだり、研修医の方のブログを読んだりしました。手術シーンはYouTubeに上がっているので、見て勉強しましたね。

――研修医のどんなところが大変だと思いましたか?

患者さんと直属の上司にあたる先輩のお医者さんとの“板挟み感”が大変だなと思いました。

――同期(野村周平、柄本時生、恒松祐里)とのやり取りも楽しみです。

いろいろなキャラクターがいて、同期でもありライバルでもあるので、4人がどう頑張っていくのかもこの作品の見どころだと思います。

現場でも笑いながら(撮影を)やっているんですけど、テンポよく台詞も言えますし、あまり遠慮することなくできているので、同期のやりとりは面白くなっていくんじゃないかなって思います。

僕としては、周平(川村蒼役)は昔から知っていて、プライベートでも交流があったので共演できて嬉しいです。クランクインの日から関係性ができていたのでやりやすかったです。

――今回、研修医ということで“新米”という形になると思います。ご自身が新米だったときの印象的なエピソードを教えてください。

今でも全然新米なんですけど、デビューしたてのとき、一番大変だと思ったのが、ミュージックビデオの撮影ですね。ある程度慣れてくると、パートごとに分けて撮影をするんですけど、デビューしたての時って、イントロからアウトロまで、全部踊らなきゃいけなくて、それが大変だった思い出があります。

――そんな当時の“がむしゃら感”は研修医役に共通するものもあるのでは?

基本はうまくいかないことばかりなので、通ずるものがあると思いますね。

――テレ朝ドラマ初主演・初医師役ですが、メンバーから反応はありましたか?

ジェネ(GENERATIONS)のメンバーはすごく喜んでくれました。ドラマをすることで、グループの活動を任せることも多くなるんですけど、僕がこっちで頑張っている分、家を守ってくれているじゃないですけど、支えてくれています。今日もジェネの今後の展開に向けての大事な話し合いがあったんですけど、僕はみんなに一任できるというか。そこは意思疎通できているなと思います。

――メンバーの片寄涼太さんが過去にドラマで研修医役をやられていました。何かお話はされましたか?

ちょうど僕が研修医について調べている時、涼太からは「いろいろ勉強しましたよ」って聞いていたので、共感できる部分が多かったですね。昨日も、ある企画でスクラブ(医療用の衣服)を着ていたんですけど「俺も着てた〜」って話題になりました。

――そんな白衣や術着を着た自分の印象は?

新鮮でしたね。いずれは医療モノをやりたいと思っていたんですけど、実際着てみると気合いが入るというか。私服のような衣装でお芝居するよりも、こうやってパッと見ただけで職業が分かる衣装は、勝負服みたいで気合いが入りますね。

――ご自身がお医者さんにお世話になった経験はございますか?

膝の怪我と髄膜炎で2回入院したことがあります。親身になって助けてくれましたし、お医者さんたちがいないと、生きていけないと思いました。

あと、コロナ禍で医療に携わっている方の日頃の努力とか苦労がないと、僕たちが笑って暮らせていないんだろうなって改めて感じていますね。

――どういった性格の人が医師に向いていると思いますか?

今回勉強をしてみて初めて分かったんですけど、根気強い人じゃないとできないなって思いました。僕は根気強くないので無理です(笑)。

――ご自身が選べるとしたら何科を選びますか?

どれも大変だと思うんですけど、この作品をやるにあたって一番勉強したので外科ですかね。一回でいいので、手術の現場を生で見てみたいです。

――ドラマを通じて伝えたいメッセージは?

研修医としての葛藤が描かれているドラマなんですけど、今の時代はコロナ禍で就職も難しいですし、新生活もあって不安を抱えている人がたくさんいると思うんですよ。そういう人たちにとって、少しでも支えになったらいいなと思います。人間誰しも大変ですし、そんなに社会が甘くないことは、このドラマで描いているので、現実との自分を照らし合わせながら見てほしいです。

コロナ禍になって、本当に医療従事者の方ってすごいなと思うので、見た方には、改めて医療従事者の方への感謝の気持ちを持ってほしいなと思います。

(取材・文・撮影:浜瀬将樹)
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