アーセナルのファン約1000人がスタジアムで抗議…ESL騒動でオーナーの辞任求める

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2021年04月24日 05:00  サッカーキング

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クラブオーナーに対して抗議活動を行うアーセナルのファン [写真]=Getty Images
欧州スーパーリーグ(ESL)に反発するアーセナルのファンがスタジアムに集まり、クラブオーナーに対して抗議運動を行ったようだ。23日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 アーセナルは18日、レアル・マドリードやマンチェスター・Uなどとともに創設メンバーとして、欧州の強豪12クラブによるESL参加を発表した。しかし、これにはサポーターや大会不参加のクラブをはじめ、FIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)、各国連盟などが猛反発。チャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップなどの既存大会への出場を禁止する措置を示唆していた。

 アーセナルはESL創設発表から2日後の20日、同リーグから撤退することを正式に発表。ファンに向けた公式声明のなかで、ESL参加を決めたのは「取り残されたくなかったからであり、アーセナルとその将来を守るため」としたが、「間違いを犯した」と謝罪し、「ファンやより広いサッカー界の声に耳を傾けた結果、撤退することになった」と説明した。

 しかし、クラブオーナーのスタン・クロエンケ氏がESLに関与していたとし、怒りの収まらないサポーター約1000人が本拠地の『エミレーツ・スタジアム』に集結。プレミアリーグ第32節のエヴァートン戦を前に「KROENKE OUT」と書かれたプラカードを持ち、同氏がクラブを去るよう抗議を行った模様だ。

 イングランドではチェルシーファンが20日に同様の抗議活動を行っており、今回のアーセナルファンによる抗議はそれに続く形となった。アメリカ出身の実業家であるクロエンケ氏は2008年にアーセナルの取締役に就任し、2011年からオーナーを務めている。

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