26日にセリエA第33節が行われ、6位ラツィオと4位ミランが対戦した。
チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したい両チームの上位対決は、序盤からさっそく試合が動く。2分、敵陣でボールを拾ったホアキン・コレアがチーロ・インモービレとのワンツーでDFラインを破ると、ゴール前で冷静にGKを交わして左足で流し込んだ。ホームのラツィオが幸先よくリードを奪う。
その後もチャンスを作るラツィオだったが、インモービレの決定的なシュートがGKジャンルイジ・ドンナルンマに防がれると、マヌエル・ラッザリのゴールはオフサイドで取り消さて追加点とはならず。試合は1−0のまま後半を迎える。
すると51分、自陣でボールを奪ったラツィオは、ルイス・アルベルトが前線へのスルーパスを送る。これをJ・コレアが収めると、単独の仕掛けでマークを振り切り右足でシュート。角度のないところから放たれたボールはニアサイドを破り、J・コレアのこの日2ゴール目でリードを広げることに成功する。
さらに試合を決定づける3点目を狙うラツィオは、J・コレアが際どいシュートを放つと、インモービレは鮮やかなチップキックで狙うもこれはゴールポストに。すると87分、ラッザリからインモービレへとパスが通ると、自らのタッチで作ったシュートコースに強烈な一撃を突き刺す。エースの豪快な右足でミランを突き放し、ラツィオが勝負を決めた。
試合はこのまま終了。リーグ戦1試合未消化のラツィオは、CL出場圏外の5位に転落したミランとの勝ち点差をこれで「5」に縮めた。一方の完敗を喫したミランは、ナポリに3位浮上を許し、来季のCL出場が。
次節、ミランは1日にベネヴェントと、ラツィオは2日にジェノアとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
ラツィオ 3−0 ミラン
【得点者】
1−0 2分 ホアキン・コレア(ラツィオ)
2−0 51分 ホアキン・コレア(ラツィオ)
3−0 87分 チーロ・インモービレ(ラツィオ)