ミランのステファノ・ピオリ監督がラツィオ戦を振り返りコメントした。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ミランは26日、セリエA第33節でラツィオと対戦。わずか2分でホアキン・コレアに先制点を許すと、後半に入って51分にも失点。試合終了間際の87分にもチーロ・インモービレ弾で失点。0−3で敗れ3位ナポリ、4位ユヴェントスと勝ち点で並び、得失点差でチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得ラインからこぼれ5位まで順位を落としている。
会見に臨み試合を振り返ったピオリ監督は「前半は我々の方が優れていた」とある程度チームのパフォーマンスに満足感を示した一方、2失点目を悔やんだ。
「この類の試合ではよくあることだが、決定的な場面で相手の方が優れていた。前半は我々の方が良いパフォーマンスを見せていたし、同点に追いつくチャンスもあった。だが2点目をとられてからは試合が難しくなってしまったね」
「我々は強いチームだが厳しい敗戦となったからすぐに修正しなければならない。恐怖心の問題ではない。ラツィオのようなチームに先制を許すと彼らの十八番のカウンターを楽にさせてしまう。すぐに同点に追いつく、もしくはリードを奪う展開が必要だった。チャンスはあったしすぐ近くまで行ったが届かなかった。追加点で苦しくなったね」
リーグ戦も残り5試合。一時は首位を走っていたものの、新型コロナウイルスや負傷の影響でメンバーが欠けたこともあり1位インテルとは勝ち点13差と離されてしまった。同監督は残るシーズンを戦う上で改めて気を引き締めている。
「状況は複雑だ。他のチームもギアをあげてきている。だが我々もまだここに残っているし、出来る限り早く軌道修正をしなければならない」