来季から5年契約でバイエルンの新監督に就任するライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督が、退任発表に際してコメントを寄せた。27日、ライプツィヒのクラブ公式サイトが伝えた。
現在33歳のナーゲルスマン監督は、当時28歳の2016年2月にブンデスリーガ史上最年少でホッフェンハイムの指揮官に就任し、同クラブの残留と2、3年目の大躍進を演出。2019年夏にライプツィヒの監督に就任し、初年度の昨シーズンはリーグ戦3位とクラブ史上初のチャンピオンズリーグ準決勝進出を達成した。今シーズンもチームはリーグ戦第31節を終えて、首位バイエルンとの勝ち点差7で2位につけている。
ハンジ・フリック氏の後任としてバイエルンの新監督に就任することが決まったナーゲルスマン監督は、ライプツィヒのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメント。「今は、ブンデスリーガの残り3試合、DFBポカールの準決勝に全力で取り組み、今シーズンを最高の形で終えることを目指しています」と、クラブでの残された仕事へのコミットメントを誓った。
「最初の試合から、ライプツィヒとその選手、スタッフ、そして地域全体が、私の心の中でとても身近な存在になっています。離れることになり、悲しい気持ちでいっぱいです。成功するためのあらゆる機会と最高の条件を提供してくれるこのクラブで、素晴らしいチームを指導することができました。全員が一緒にライプツィヒの歴史のページを埋め、今もその歴史を継続していることに貢献しており、そのことをとても誇りに思っています」
「CLの準決勝に進出したことはここでのハイライトであり、決して忘れることのできない素晴らしい瞬間でした。今シーズンは、ライプツィヒにとってブンデスリーガで最高のシーズンになろうとしています。そしてもちろん、クラブ史上初のトロフィー獲得を全力で達成したいと思っています。夏には私の任務も終わりますが、それまでは全力を尽くします。私たちは、ついにタイトルを狙える集団にまで成長しました」
また、ナーゲルスマン監督は、バイエルンへのステップアップに協力したクラブ関係者に対する感謝も綴っている。
「ライプツィヒは特別な場所ですが、それでも私は去っていきます。私はこれまで、バイエルンの監督職に魅力を感じていること、そして一生に一度のチャンスがあれば喜んで引き受けたいと思っていることを隠していませんでした。バイエルンの監督に就任することは、私にとって非常に特別なことです。ライプツィヒの関係者の皆様には、バイエルンと一緒に解決策を見つけ、私の希望を叶えてくださったことに感謝しています」