レスターDF、相手選手らのラマダン協力に感謝「これこそがフットボールの素晴らしさだ」

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2021年04月27日 23:34  サッカーキング

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フォファナがグアイタらに感謝 [写真]=Getty Images
レスターに所属するU−21フランス代表DFウェスレイ・フォファナが、断食に協力したプレミアリーグらに感謝のメッセージを送った。27日、イギリスメディア『BBC』 が伝えた。

 ムスリムはラマダン月の間、日中の飲食を断つことで、飢えた人や平等への共感を育む断食(サウム)に努めている。2021年のラマダン月は4月13日頃から5月12日頃までとなっており、フォファナも日中は断食を行っている模様だ。

 レスターは現地時間26日20時から行われたプレミアリーグ第33節でクリスタル・パレスと対戦し、2−1の逆転勝利を収めた。同試合にフル出場したフォファナは開始35分頃、日没を迎えたことを受けてタッチライン上で水分を補給。この間、相手GKビセンテ・グアイタや主審はプレーを一時中断し、フォファナが完全に戻ったのを確認してからプレーを再開させた。

『BBC』 によると、フォファナの断食に協力することは試合前のキャプテン会議で合意されていた模様。フォファナは試合後に自身の公式Twitter(@Wesley_Fofanaa)を更新し、「プレミアリーグだけでなく、クリスタル・パレスやビセンテ・グアイタ選手に感謝したいと思います。今夜、試合中に断食の時間を終えることを許可してくれたフォクシーズのみんな、これこそがフットボールの素晴らしさなんだ」と感謝のメッセージを綴った。

Just wanted to thank the @premierleague as well as @CPFC , @vguaita13 all the Foxes for allowing me to break my fast tonight in the middle of the game. That's what makes football wonderful 🙏🏾✊🏾#WF3 #PourEux pic.twitter.com/d56o8A8ZGo— LAWESTT (@Wesley_Fofanaa) April 26, 2021

 また、レスターを率いるブレンダン・ロジャース監督は試合後、フォファナについて次のようにコメント。ラマダン中にも関わらず高いレベルでのプレーを続ける同選手に賛辞を送っている。

「彼はラマダンの最中の若い選手であり、明らかに日中は食事をしていない。週末(18日)に行われたFAカップ準決勝での彼のパフォーマンスを思い出してほしい。あの時も一日中何も食べず、(試合後)初めて食事を口にしたんだ」

「(22日)ウェスト・ブロムウィッチ戦も同じで、午後8時のキックオフで、彼は何も食べず、何も飲まず、それでもあのレベルのパフォーマンスができるんだ。私は同じような信仰心を持った多くの選手と仕事をしているが、多くの選手にとって、その信仰心が力になっているんだと思うよ」

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