トッテナムFWケインがチームタイトルを熱望「今の選手としての目標は…」

トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが目標は「タイトル」と明言している。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　ケインはトッテナム生え抜きの現在27歳。今季のクラブ公式戦では、ここまで44試合の出場で31ゴール16アシストを記録している。ケインとトッテナムの契約は2024年6月30日まで残っているが、マンチェスター・Uやマンチェスター・C、レアル・マドリードなどが同選手の獲得に関心を示していると噂されている。

　去就について問われたケインは「トッテナムで過ごしEUROのことを考える。その後にどうするか考えるよ」と明言せず。解説者やOB、元同僚などが移籍を勧めるなど、退団の噂が過熱している。

　ケインはこれまで4度のPFA年間ベストイレブン選出やPFA年間最優秀若手選手賞、2度のプレミアリーグ得点王に輝くなど、ずば抜けた個人成績を見せてきたが、2015、21年のEFLカップで準優勝、18−19シーズンのチャンピオンズリーグでも準優勝とチームタイトルとはなかなか縁が無い。今回、ロンドン・フットボール・アワードでプレミアリーグ最優秀選手賞を受賞し受賞歴に新たな一ページを加えた同選手はインタビューに応じ、チームタイトルを熱望している様子を見せている。

「キャリアの終わりに振り返ったら、こうしたものはもう少しかみしめることができるようになるんだろうね。だが選手としての今の目標はチームタイトルだ。（個人賞）は素晴らしいことだが同じくらいチームとしてトロフィーを勝ち取りたい。今はそれがなかなかできていない。ほろ苦い思いをしているが、それが現実だ」

「年間最優秀選手賞を受賞できたことを誇りに思うし、ピッチ上では良いシーズンを過ごしていると思う」

　また、ケインはロンドンのクラブに愛着を持っていることを明かし受賞したことを喜んでいる。

「僕はロンドンっ子だから地元愛を持って育ったし地元のチームでプレーすることはこの上なく素晴らしいことだ。ロンドンは常に特別な場所だ。出身地で、家族も多く住んでいる。今回の受賞は特別だよ。ロンドンには素晴らしい選手が多いからこの賞を受賞できてとても嬉しい」