性被害について検索、アダルトサイトを上位表示させないで 信頼性の向上求め署名活動

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2021年04月30日 14:51  弁護士ドットコム

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インターネットで性に関するキーワードを検索したとき、アダルトサイトなどが上位にくる現状を変えようとする活動「#SEOセックスプロジェクト」がこのほど、署名サイト「change.org」などで始まった。公的機関など、信頼できるサイトが上位に来るように求める。


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6月23〜29日の男女共同参画週間までに3万筆を目指し、厚労省や文科省のほか、グーグル、ヤフーなど検索エンジンを運用する企業にも提出する。



性暴力の被害者が「痴漢」や「レイプ」などの言葉を検索したとき、アダルトサイトや加害者向けの情報、被害を伝えるニュース記事などが上位を占めていると、支援につながるのが遅れたり、より傷ついたりする可能性がある。



当事者が性暴力と認識できない場合もあり、「触られた」「道で襲われた」などの内容で検索されることも考えられるという。



また、子どもが初めて性に触れる場所が、アダルトサイトになっている現状があり、信頼できる情報につながってほしいともしている。



たとえば、日本でもグーグルやヤフーで「死にたい」と検索すれば、厚労省の「こころの健康相談統一ダイヤル」がトップに表示されるようになっており、同様の仕組みが考えられるという。



4月30日の会見で、プロジェクトメンバーのひとり伊東勇気さんは、性行為の知識について、ヤフー知恵袋のベストアンサーを参考にしていた友人がいたという経験談を紹介。



「フィルターすれば良い、家庭教育でやれば良いという意見もあるが、それでは情報格差を生んでしまう」



などと話した。


このニュースに関するつぶやき

  • 性について色々と規制してきたから今の状態になってる可能性もある。そこまで掘り下げて考える必要があるかもしれないね。
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