プレミアリーグ第34節が30日に行われ、FW南野拓実が所属するサウサンプトンとレスターが対戦した。南野は4試合ぶりの先発出場を果たし、76分までプレーした。
両チームは今月18日にFA杯準決勝で対戦したばかり。同試合ではレスターが0−1で勝利を収めた。サウサンプトンはリーグ戦2連敗中で15位につけており、一方のレスターは2連勝中でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位につけている。サウサンプトンがレスターをホームに迎えた。
サウサンプトンは8分、右サイドで南野がボールを奪うと、エリア内中央で受けたネイサン・テラが右足でシュートを放つ。しかし、GKの正面を突いた。するとサウサンプトンは直後の10分、自陣エリア手前でヤニク・ヴェステルゴーアがジェイミー・ヴァーディにボールを奪われると、そのまま足の裏で蹴ってしまい、一発レッドカードで退場となる。序盤から数的不利で戦う状況となった。
レスターは14分、続くFKをジェームズ・マディソンが右足で狙ったが、わずかにゴール右に外れた。サウサンプトンは15分、テラに代えてモハメド・サリスを投入すると、18分、カウンターからエリア手前まで運んだネイサン・レドモンドが右足で強烈なシュートを放つ。しかし、ボールはGKの正面へ。先制とはならなかった。
レスターは37分、エリア内右に抜けたユーリ・ティーレマンスが右足でシュートを放つが、GKにセーブされる。スコアレスで後半へ折り返したサウサンプトンは59分、セットプレーの流れからスチュアート・アームストロングがシュートを放つと、これがケレチ・イヘアナチョのハンドを誘発してPKを獲得。61分、ジェームズ・ウォード・プラウズがゴール左に決め、先制に成功した。
しかし、レスターは68分、同点に追いつく。右サイドからイヘアナチョがクロスを送ると、これにジョニー・エヴァンスがヘディングで合わせてゴールネットを揺らした。レスターは後半アディショナルタイム1分、ティモシー・カスターニュが右サイドからのクロスに右足で合わせるが、枠を捉えることはできない。
最後までレスターが攻め続けるが、決勝点は生まれず、試合はこのまま終了。序盤に退場者を出したサウサンプトンだったが、PKで先制し、レスターと引き分けた。サウサンプトンは33試合消化時点で勝ち点を37ポイントに伸ばし、14位に順位を上げた。
次節、サウサンプトンは5月8日にアウェイでリヴァプールと、レスターは同月7日にホームでニューカッスルと対戦する。
【スコア】
サウサンプトン 1−1 レスター
【得点者】
1−0 61分 ジェームズ・ウォード・プラウズ(PK/サウサンプトン)
1−1 68分 ジョニー・エヴァンス(レスター)