プレミアリーグ第34節が1日に行われ、13位クリスタル・パレスと首位マンチェスター・Cが対戦した。
マンチェスター・Cは4月28日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝パリ・サンジェルマン(PSG)戦で2−1の逆転勝利。セカンドレグを3日後に控えるなか、同試合からはスタメンを8枚変更して試合に臨んだ。先発継続はエデルソン、ジョアン・カンセロ、ロドリの3人。4−4−2をベースのフォーメーションとし、2トップにはセルヒオ・アグエロとガブリエル・ジェズスが並んだ。
試合開始からボールを握る展開が続くマンチェスター・Cだが、クリスタル・パレスのコンパクトな守備を崩すのに苦労。17分、アイメリク・ラポルテの浮き球パスに抜け出したラヒーム・スターリングがドリブルでゴール前に切り込みシュートに持ち込んだが、、カバーに駆けつけた相手DFタイリック・ミッチェルに妨害されて枠を外れる。
クリスタル・パレスは28分に決定機。ペナルティエリアの右からジョエル・ウォードがグラウンダーで折り返すと、ボールは相手DFに当たってゴール前にこぼれる。反応したクリスティアン・ベンテケが振り向き様に右足を振り抜いたが、相手GKエデルソンにブロックされた。
マンチェスター・Cは36分、フェルナンジーニョの浮き球に抜け出したG・ジェズスがダイレクトで押し込んだが、オフサイドでゴールは認められない。前半はお互いに得点が生まれず、スコアレスで折り返した。
攻めあぐねていたマンチェスター・Cは、57分にクリスタル・パレスのゴールをこじ開ける。バンジャマン・メンディが低くて速いアーリークロスを送ると、中央で受けたアグエロはコントロールから右足一閃。アウトサイドにかけた強烈な一撃をゴール左上に突き刺した。さらに59分、ペナルティエリアの手前でルーズボールを回収したフェラン・トーレスが左足でゴール左下隅に流し込み、マンチェスター・Cがあっという間にリードを2点に広げる。
マンチェスター・Cは62分、加速で相手を剥がしたスターリングがペナルティエリアの左から左足を振ったが、左のポストに阻まれる。64分にはコーナーキックの流れからラポルテが押し込もうとしたが、ブロックに阻まれて枠を外れる。
試合はこのまま終了し、勝利したマンチェスター・Cは優勝に王手をかけた。2日に行われるプレミアリーグ第34節で2位マンチェスター・Uがリヴァプールに敗れれば、マンチェスター・Cは2年ぶり7回目のトップリーグ優勝が決定する。クリスタル・パレスは3連敗となった。
クリスタル・パレスは次節、8日にアウェイでシェフィールド・Uと対戦する。マンチェスター・Cは4日のCL準決勝セカンドレグPSG戦を挟んで、8日にホームでチェルシーと対戦する。
【スコア】
クリスタル・パレス 0−2 マンチェスター・C
【得点者】
0−1 57分 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)
0−2 59分 フェラン・トーレス(マンチェスター・C)