リーガ・エスパニョーラ第34節が2日に行われ、MF久保建英が所属する15位ヘタフェは敵地で7位ビジャレアルと対戦した。古巣対戦の久保は2試合連続のベンチスタートとなり、84分から出場した。
ビジャレアルは32分、パコ・アルカセルのヘディングパスに抜け出したサムエル・チュクウェゼがネットを揺らすが、オフサイドでゴールは認められない。43分にはエティエンヌ・カプーがエリアの外からボレーシュートを放ったが、ゴール右上に飛んだボールはヘタフェGKダビド・ソリアのファインセーブに阻まれる。前半はスコアレスで折り返した。
ヘタフェは47分、マウロ・アランバリのミドルシュートが相手GKに弾かれると、こぼれ球に素早く反応したハイメ・マタが押し込む。しかし、オフサイドでゴールとはならない。
すると79分、ついに試合の均衡が破れる。GKからのロングボールをジェラール・モレノが頭ですらし、カルロス・バッカはダイレクトで右前方のスペースに流し込む。抜け出したジェレミ・ピノは寄せてきた相手DFを一人かわし、右足でゴール左下隅に流し込んだ。18歳のジェレミにとっては、リーガ通算2得点目となる。
84分から出場した久保は、86分にセットプレーの流れからチャンスを演出。右サイドからペナルティエリアに侵入し、狭いところを通して中央のマルク・ククレジャに渡す。しかし、ククレジャは寄せられてボールを失い、セカンドボールに反応したアンヘル・ロドリゲスのシュートも枠を捉えることはできなかった。
試合はこのまま終了し、ビジャレアルはリーグ戦3試合ぶりの白星。ビジャレアル相手にしぶとく戦ったものの地力の差で敗れたヘタフェは、2試合ぶりの黒星となった。
ビジャレアルは次節、ヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグのアーセナル戦を挟んで、9日にホームでセルタと対戦する。ヘタフェは同日、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するエイバルとホームで対戦する。
【スコア】
ビジャレアル 1−0 ヘタフェ
【得点者】
1−0 80分 ジェレミ・ピノ(ビジャレアル)