中日・根尾がプロ3年目で初本塁打!笘篠氏「とっても良い打ち方」

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2021年05月05日 07:22  ベースボールキング

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中日・根尾昂 (C)Kyodo News
◆ プロ初本塁打は値千金のグランドスラムに

 中日が序盤に2度のビッグイニングをつくり快勝。「8番・左翼」でスタメン出場した根尾昂内野手(21)が、3年目、105打席目にプロ1号の満塁弾を放ち、チームの勝利に貢献した。

 中日は初回、DeNA先発・大貫に対し一死満塁の好機を作ると、5番・高橋周が右中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち先制。さらに二死二、三塁で7番・阿部が、2点適時打を右前へ運び一気に4点を先取した。その後、1点差に迫られたが、3回は再び一死満塁の好機を作り。8番・根尾が大貫の3球目をフルスイング。捉えた打球はプロ1号の右越えグランドスラムとなり、8−3とDeNAを突き放した。

 その後1点を返された中日だったが、根尾は8回にも中安打を放つなど、4打数2安打4打点の活躍を披露し、チームは8−4で勝利を収めた。

 この日の根尾の活躍に、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた大久保博元さんが「まだまだ150キロを超える真っ直ぐには差し込まれていますけど、成長が見られる」と語ると、解説の大矢明彦さんも「まだまだ力が足りない部分は多い中で試合で良いことも、反省することもあると思うが、良いことがあった時は自分の力を信じてやることが大事」とコメント。この本塁打を糧に、さらなる活躍を見せてくれることに期待を寄せた。

 また、同じくこの日の解説を務めた笘篠賢治さんは「これだけのセンスの持ち主。アマチュア時代から多くの大舞台を経験して、プロに入っていきなりうまくきれいにやろうとしてしまうところがあるんですが、努力をして試合に出させてもらっている中で自分のできることを目一杯やってみるという感じ」と、甲子園で3度の優勝を誇り、4球団が競合した野球エリートの必死な姿勢を評価した。

 また、ホームランを放った場面について笘篠さんは「頭が全然動いていないし、振り終わったバットが背中にいって、そのまま戻ってきている。バランスが良くないとああいうフォロースルーはできない」と分析し、「とっても良い打ち方です」と称えた。

 ここまで25試合に出場して打率.189とまだまだ課題は残るが、与えられた役割の中で奮闘し、打点はチーム内2位の「11」と、定位置確保に向けて存在感を示している。チャンスを何とかものにしようと懸命にプレーし続ける背番号7のさらなる活躍に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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