英国からの独立派が優勢 6日にスコットランド議会選

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2021年05月05日 08:14  朝日新聞デジタル

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写真スコットランドの独立反対派から賛成派に転じたシュモン・ホックさん。「スコットランドは英国で残飯のように扱われていると気づいたんだ」=2021年4月28日、アバディーン、金成隆一撮影
スコットランドの独立反対派から賛成派に転じたシュモン・ホックさん。「スコットランドは英国で残飯のように扱われていると気づいたんだ」=2021年4月28日、アバディーン、金成隆一撮影

 今月6日投票の英スコットランドの議会選(定数129)で、英国からの独立を掲げる与党スコットランド国民党(SNP)が優勢を維持している。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を受けて、独立の是非を問う2度目の住民投票を公約に掲げており、「連合王国(ユナイテッド・キングダム)」の行方を占う選挙になりそうだ。(アバディーン=金成隆一)


 スコットランド議会選は、同日実施される英国の地方選の一つ。SNPは改選前、61議席と過半数にわずかに届いておらず、今回は単独過半数の65議席に届くかが焦点。英紙タイムズは3日、SNP66議席、保守党27議席、労働党19議席、緑の党11議席との予測を伝えている。新型コロナウイルス対策をとっての開票作業となり、結果の確定には数日かかる見通しだ。


 SNPは公約で、コロナ危機が終わるのを条件に、5年の任期の前半で、独立の是非を問う2度目の住民投票の実施を掲げる。英国から独立することで「ブレグジット(の混乱)から脱出」でき、独立後にEU再加盟を果たせば、「英国の7倍あるEU単一市場への完全なアクセスを取り戻せる」などと訴える。


 2014年の初の住民投票では、独立への反対が55%と賛成の45%を上回った。だが、16年のEUからの離脱をめぐる国民投票では、スコットランドは反対が62%を占めており、「状況が変わった」と主張している。今回の結果が、北アイルランドやウェールズでの独立や分離の動きに影響を与える可能性もある。


 ただ、住民投票の実現へのハードルは高い。法的に有効なものとなるには、英国議会の同意が必要とされるが、ジョンソン英首相は3月、独立を争点にした住民投票は「極めて毒性が強く、分断的」だと批判。「一世代に一度」であるべきだとして反対する。


 選挙結果によっては、司法判断に持ち込まれる可能性も指摘されている。


 コロナ対応も選挙情勢を左右する。英国は感染状況が欧州最悪の時期もあったが、最近のワクチン接種は順調に進んでおり、英国残留派にプラスに働くとみられている。


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