マンU指揮官、一部の暴徒化には苦言も…「ファンの声に耳を傾けなければならない」

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2021年05月05日 23:12  サッカーキング

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スールシャール監督がサポーターの抗議活動に言及 [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督が、サポーターによる上層部への抗議活動についてコメントした。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 先月にマンチェスター・Uが欧州スーパーリーグ(ESL)参加を表明して以降、オーナーのグレイザー・ファミリーに対する現地サポーターの怒りは頂点に達している。2日には数千人のファンが本拠地『オールド・トラッフォード』周辺でグレイザー家の退陣を要求。一部がピッチに侵入して器物破損を行うなど暴徒化した影響もあり、同日に予定されていたプレミアリーグ第34節リヴァプール戦は延期となっていた。

 6日にヨーロッパリーグ(EL)準決勝セカンドレグのローマ戦を控えるスールシャール監督は、同試合の前日会見でサポーターの抗議活動に言及。「私たちは耳を傾けなければならない。ファンの声を聞かなければならないのだ」と語り、クラブの上層部にサポーターとの対話を促した。

 一方で同監督は、「抗議は誰にでも認められている権利だが、それは文明的な方法でなければならない。残念ながら、ピッチに侵入して警官にけがを負わせたり、一生消えない傷を残すのはやりすぎだ。今回のように手に負えなくなると、警察沙汰となり、それ以上自分たちの意見を示すことはできなくなってしまう」ともコメント。2日の抗議活動では警官6名が負傷する事態となっており、サポーターに節度を持った行動を呼びかけている。

 また、スールシャール監督は次のようにも語った。

「私たちは団結したサッカークラブでなければならない。物事を成長させるためには、ある程度の忍耐が必要だ。時間が経てば、私たちは団結して一つになれると期待している。摩擦や意見の対立は時には良いことであり、物事を前進させることができる」

「私は結果とサッカーに関する責任を負っており、ファンが結果とトロフィーを求めていることは理解している。私たちは、このチームが前進していることを見てもらいたいと思っている。明日(6日)、決勝進出を決めたい。それが短期的な解決策だし、そこから(クラブの問題に関する)話を続けようじゃないか」

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