鷹・上林が今季スタメンで大暴れ 1号弾の裏にあった味方のアシストとは?

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2021年05月06日 07:30  ベースボールキング

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写真5回に1号2ランを放つソフトバンク・上林 (C)Kyodo News
5回に1号2ランを放つソフトバンク・上林 (C)Kyodo News
◆ 9番に配置転換された韋駄天の存在感

 ソフトバンクが最大4点差を追いつきドロー。首位・楽天をホームに迎えた9連戦最後のカードを1勝1敗1分けで終えた。

 ソフトバンクは先発の和田毅が2回に捕まり、鈴木大地の満塁走者一掃打など4失点。4回にも辰己涼介に適時打を許し5回5失点で降板した。それでも今季初スタメンの1番・上林誠知が5打数3安打4打点と躍動し、土壇場9回には起死回生の同点打。粘りの試合運びで引き分けに持ち込んだ。

 5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の高木豊氏は、5回に上林の今季1号2ランが飛び出した場面について、塁上の周東佑京の存在が上林の反撃弾を呼び込んだとの見解を示した。

 4点を追う5回、第1打席から再三セーフティーバントの構えを見せていた9番・周東が一塁へのバントヒットで出塁。高木氏は「全部構えるので、ここはやってこないんじゃないかというスキがありました。だから(二塁手・浅村の)ベースカバーが遅れた」と、周東の揺さぶり続ける姿勢が楽天守備陣に与えた影響を指摘。

 出塁した周東は続く上林の打席の3球目にスタートをきり、今季7個目の盗塁を成功。足を絡めて無死二塁となったところで、上林が9球目のストレートを振り抜き、打球は右翼席へ一直線。これが2点差に追い上げる今季1号2ランとなった。

 「点差があるんですけど、周東の足を信じて走らせた。二塁に進んだことで、(打者は)最低でも引っ張って三塁に送っておきたいというふうに気持ちが切り替わるんですよね。そういう心理が右翼席へのホームランとなって現れた。上林は周東が走ったおかげで“頭が整理できた”そういうバッティングでしたね」

 前日までリードオフマンを務めていた周東は「9番」に打順を落とすことになったが、この一戦では3打数2安打1盗塁と好機演出。「1番」に抜擢された上林のバットで2度ホームに生還した。

 下位から上位へと流れるような攻撃を見せた周東・上林コンビについて、番組MCを務めた真中満氏は「この二人が自分のやるべきことをやったというゲームでしたよね」と総括。高木氏も「この二人の仕掛け方というのは本当に見事だった」と絶賛していた。

 出遅れていた背番号51がラインナップに加わり、新たなオプションに手応えを掴んだソフトバンク。王者の本領発揮はまだまだこれからだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』
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