「首相も都知事もリアルな社会人の生活を理解してない」 "間引き運転"で露呈した政治家たちの「わかってない」感

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2021年05月06日 21:50  キャリコネ

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国や東京都の要請を受け、5月6日に首都圏で間引き運転を実施していたJR東日本は同日、7日の列車運行を通常の平日ダイヤに戻すと発表した。減便によってGW明けの6日朝は大混雑が発生するなど、全てが裏目に出ていた。

減便によって有給取得やテレワーク化を促進できると見込んだ政治家たちの読みが外れた格好だが、これにITジャーナリストの井上トシユキ氏は「リアルな社会人の仕事をまったく理解していない」と強く非難する。

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現場を知らない政治家の「実態にそぐわない対策」


井上氏は「ゴールデンウィーク中も仕事があったので外出する機会があったが、以前と変わらないほどの人がいた」と街中の印象を話す。

「菅首相や小池都知事は『ホワイトカラーならば、言えばテレワークにシフトする』という考えかもしれませんが、現場仕事を始めとするブルーカラーの人はそうもいきません」

井上氏の印象では、朝6〜7時に電車で通勤する人の量はやや減っているかもしれないが、10時台にいたってはいつもより混んでいるという。「飲食などのサービス業、交代勤務の人は働き方が変えられないので、かえって普段より混んだ電車に乗っています」と首を傾げる。

それにも関わらず減便という政治判断に、不満を抱いているようだ。井上氏は、

「感覚的に捉えられていないと思います。私鉄を含む在来線はずっと混んでいて、乗客の荷物を見ていると現場仕事の方も多いと感じます。ところが、政治家が実態にそぐわない対策をしていることで、チグハグさを感じています」

井上氏の周囲にも完全にテレワークで仕事をこなす人がいるという。その人は商社のように、工場で製造した洋服の移動を指示する仕事をしており、普段はスマホを片手にインターネット経由で指示を送っている。

「ところが、指示を受けた運転手、荷さばき役の労働者は結局現場にいなければなりません」

管理側の仕事内容はテレワークに移行しやすくても、現場にはその指示を受ける人がいなければならない。「そうすると電車やバスに乗らねばならず、国に『来るな』と言われて来ないわけにはいきません」と労働者側の心情を解説した。

根底にあるのは「菅政権の場当たり的な政策発表」

では、どのような政治姿勢が望ましいのか。井上氏が指摘するのは、菅政権の場当たり的な政策発表のまずさだ。

「首相は根拠を示した上で『こう決めました』と公表すべきですが、菅首相の場合はいつもエビデンスに欠けると感じています。何かをお願いする時には、必ず根拠と期限を示した方がいいと思います」

その上で「例えば、現在は国内のワクチン普及にお金を使うので、それが終わるまで公的補助は待ってください――というように話せば、みんな納得すると思います」と語った。

こうした政策説明の下手さが目立っているため、国民も言うことを聞かなくなっている。井上氏は、

「JRからしたら乗客の安全を守ることが一番です。万一誰かが転倒し、ドミノ倒れになる可能性もあります。構内の安全を確保するためにも、通常ダイヤで走らせるのは当たり前ですよね」

と改めて話し、国や都の要請がいかに的外れなものだったかを強調した。

このニュースに関するつぶやき

  • ま、分散システムに組織を変えられないところはどんどん苦しくなるよ。でも、組織を変容させるには大きな設備投資ができなければならない。
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  • 本当にこの「間引き運転」という発想をする人は理解出来ない。本数が減ればそれだけ1本当たりの乗客が増えて密な状態をつくる危険性が高まることぐ
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