プレミアリーグ第35節が8日に行われ、11位リーズと6位トッテナムが対戦した。
試合が動いたのは13分、ホームのリーズが先制する。左サイドからジャック・ハリソンが高速のグラウンダークロスを相手GKとDFの間に通すと、相手DFセルヒオ・レギロンは処理しきれず。相手GKウーゴ・ロリスはなんとかかき出すが、こぼれ球をスチュアート・ダラスが押し込んだ。
トッテナムは25分に試合を振り出しに戻す。ハーフウェーライン付近からペナルティエリア手前まで運んだデレ・アリは、相手DFの股の間を通してスルーパス。抜け出したソン・フンミンは、相手GKとの一対一を制して流し込んだ。
トッテナムは31分、デレ・アリのスルーパスに抜け出したハリー・ケインがチップキックでネットを揺らす。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューの結果、ケインのつま先が相手DFのつま先をわずかに超えていたとして、オフサイドでゴールは認められない。
すると42分、リーズが勝ち越しに成功する。左サイドからエズジャン・アリオスキがグラウンダーで折り返し、パトリック・バンフォードが押し込んだ。試合はリーズの1点リードで折り返した。
追いかけるトッテナムは55分、ソン・フンミンがペナルティエリアの左から左足を振り抜いたが、これは惜しくも枠の外。71分にはセルジュ・オーリエが右サイドから侵入して右足を振り抜くと、強烈なシュートは相手DFに当たってコースが変化。しかし、相手GKイラン・メリエの好セーブに阻まれる。さらに72分、ハリー・ケインが直接フリーキックを狙うが、クロスバーに嫌われる。
すると84分、リーズがカウンターから点差を広げる。ロビン・コッホのスルーパスに抜け出したハフィーニャが左サイドから切り込み、ペナルティエリア中央でフリーとなったロドリゴにラストパス。ロドリゴは冷静に左足でゴール左隅に突き刺した。
試合はこのまま終了し、リーズは4戦ぶりの白星で暫定9位浮上。トッテナムはライアン・メイソン暫定監督の指揮下で初のリーグ戦黒星となり、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得がさらに厳しくなった。次節、リーズは15日にアウェイでバーンリーと、トッテナムは16日にウルヴァーハンプトンと対戦する。
【スコア】
リーズ 3−1 トッテナム
【得点者】
1−0 13分 スチュアート・ダラス(リーズ)
1−1 25分 ソン・フンミン(トッテナム)
2−1 42分 パトリック・バンフォード(リーズ)
3−1 84分 ロドリゴ(リーズ)