娘が誕生する4週間前に脳腫瘍で逝った父「決してあきらめてはいけないよ。夢を追いかけて生きるんだ」(豪)

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2021年05月08日 23:01  Techinsight Japan

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写真娘の誕生を心待ちにしていた夫婦(画像は『7NEWS.com.au 2021年5月4日付「Pregnant NSW woman widowed by cancer only weeks before giving birth」(Credit: Supplied)』のスクリーンショット)
娘の誕生を心待ちにしていた夫婦(画像は『7NEWS.com.au 2021年5月4日付「Pregnant NSW woman widowed by cancer only weeks before giving birth」(Credit: Supplied)』のスクリーンショット)
今から3年前、脳腫瘍で「余命2年」と宣告された男性が今年3月に亡くなった。33歳だった。このたび男性の妻が『7NEWS.com.au』などのインタビューに応じ、最期まで病気と闘い続けた夫の生き様や、まだ見ぬ娘へあてて遺した手紙などについて語った。

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豪ニューサウスウェールズ州セントラルコースト在住のスコット・ファーガソンさん(Scott Ferguson、通称ファーガスさん)は2018年2月、ショッピング中に突然倒れシドニーの病院に搬送された。

検査の結果、ファーガスさんは最も悪性度が高いグレード4の悪性脳腫瘍「膠芽腫(グリオブラストーマ)」であることが判明し、医師に「余命2年」と宣告された。

大脳に発生し周囲に広がることで知られる膠芽腫は、進行が早く予後が悪い。当時ファーガスさんはまだ30歳で、ゆくゆくは恋人のジェイミーさん(Jaymie)と結婚し、子供を育て、幸せな家庭を築くことを夢見ていたが、突然の余命宣告は2人の将来に暗雲をもたらした。

2010年からファーガスさんと交際していたというジェイミーさんは「余命宣告はあまりにも衝撃的で、私は悲願に暮れていました。でもファーガスは違ったのです」と明かし、このように続けた。

「ファーガスは決して弱音を吐くことなく、常に前向きでした。もともとガッツのある性格でしたが、彼を見た友人らは『なんでそんなにリラックスしていられるの?』と驚きの声をあげるほどでした。」

「ファーガスの姿勢は病院でも変わらず、シドニーの病院の医師には『この検査結果だったら、普通なら死んでるよ』と冗談を言われ、病院長は『放射線治療を3度も行ったのは君が初めてだよ』と目を丸くしていました。」

そんなファイターだったファーガスさんが望んだのは「遺された時間で夢を1つずつ叶えていくこと」で、2019年にジェイミーさんと結婚すると「体外受精で赤ちゃんが欲しい」と不妊治療施設にも通院した。海外旅行にも出かけ、今年初めには豪クイーンズランド州東岸のウィットサンデー諸島でハネムーンを楽しみ、グレートバリアリーフで泳いだ。ジェイミーさんは「最期には身体の左半分が思うように動かなかったのですが、ファーガスは不平を言うこともなくスノーケリングをしていました。彼は最期まで夢を追い、病気と闘っていたのです」と、当時の様子を振り返る。


そうして不妊治療開始から10か月後、夫婦は待ちに待ったニュースに歓喜した。ジェイミーさんが女の子を妊娠していることが分かったのだ。

ジェイミーさんは「妊娠は難しいと思っていたので、私たちは飛び上がって喜びました。ファーガスはどんなに具合が悪くても私の検診には一緒についてきて、いつも私のお腹をさすり、娘に話しかけていたのです」と述べ、「娘を授かったことがファーガスに病気と闘う力を与えていたのだと思う」と回顧した。


それでも病魔には勝てず、ファーガスさんは今年3月31日に自宅で静かに息を引き取った。娘のアイラ・スコットちゃん(Isla Scott)が誕生する4週間前のことだった。

ジェイミーさんは「アイラが生まれてからは嬉しい反面、娘を抱くことなく逝ってしまったファーガスを思い複雑な気持ちになるのです。『彼ならきっと素晴らしい父親になれたのに』とか『娘と一緒にあれも、これもしたかっただろうな』と考えると、どうにもやりきれません」と語り、「ファーガスの命を奪った脳腫瘍の研究が進み、患者や家族のサポート体制が一日でも早く整うことを願っています」と続けた。


実は自分の死期を悟ったファーガスさんは家族に動画や手紙を遺しており、ジェイミーさんは父から娘にあてたメッセージの一部を披露した。


「私は今、病気と必死で闘っている。君と会うことができるようにね。」
「決してあきらめてはいけないよ。」
「夢を追いかけて生きるんだ。」
「他の人と同じように生きる必要はないぞ。」
「ママとパパはいつも君のことを誇りに思い、君のことを考えているからね。」
「一日一回笑顔になれるなら、全ては上手くいくからね。」
「君が結婚する時は見守っているよ。そして君と一緒にバージンロードを歩くんだ。」

画像は『7NEWS.com.au 2021年5月4日付「Pregnant NSW woman widowed by cancer only weeks before giving birth」(Credit: Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • ウチの弟もグリオブラストーマで36歳の誕生日の一か月前に死んだ。12月に発症、3か月と言われたが手を尽くしてもらって一人娘の小学校入学式はなんとかなった。がんばったね。
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