ブンデスリーガ第32節が8日に行われ、5位ドルトムントと2位ライプツィヒが対戦した。
敗れれば首位バイエルンの9連覇を許してしまうライプツィヒは、3分に決定機。中盤でのボール奪取から速攻を展開し、ロングボールに抜け出したファン・ヒチャンが押し込もうとしたが、相手GKマルヴィン・ヒッツの足に阻まれる。すると7分、ホームのドルトムントが先制する。ウカシュ・ピシュチェクが斜めのパスを通すと、トルガン・アザールがワンタッチで落とし、右サイドのマルコ・ロイスが回収。中央に切り込んだロイスは、左足でゴール上辺に突き刺した。
ドルトムントは36分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを展開。アザールの縦パスを受けたロイスはハーフウェーライン付近で複数の相手をいなし、前方で抜け出したジェイドン・サンチョにスルーパスを通す。サンチョはペナルティエリア付近まで運んだが、相手DFダヨ・ウパメカノの迅速なカバーにプレッシャーを受けると、右足のフィニッシュは枠を外れた。
1点のリードで折り返したドルトムントは、後半の立ち上がりにリードを広げる。51分、ラファエル・ゲレイロがドリブルで運んでスペースを作り出し、左でフリーになったサンチョにパス。サンチョは中央に切り込み、右足でゴール右下に流し込んだ。
63分、ライプツィヒは1点を返す。エミル・フォルスベリが右コーナーキックから供給した浮き球に、ルーカス・クロステルマンが頭で合わせた。すると77分、ライプツィヒが試合を振り出しに戻す。スルーパスに反応したファン・ヒチャンが相手のプレッシャーをくぐり抜けてフリーとなり、マイナス方向の折り返しをダニ・オルモが押し込んだ。
追いつかれたドルトムントは、87分に勝ち越しの1点を獲得する。スルーパスに抜け出したサンチョがヒールで落とし、受けたゲレイロはグラウンダーで折り返す。このボールをサンチョが押し込んだ。
試合はこのまま終了し、ドルトムントはリーグ戦5連勝で暫定4位に浮上。また、ライプツィヒが敗れたことにより、勝ち点差「7」の首位バイエルンはブンデスリーガ9連覇が決定した。両クラブは、13日に行われるDFBポカールの決勝戦でも対戦する。
【スコア】
ドルトムント 3−2 ライプツィヒ
【得点者】
1−0 7分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2−0 50分 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
2−1 63分 ルーカス・クロステルマン(ライプツィヒ)
2−2 77分 ダニ・オルモ(ライプツィヒ)
3−2 87分 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)