セリエA第35節が9日に行われ、ユヴェントスとミランが対戦した。
勝ち点で並ぶ暫定4位ユヴェントスと暫定5位ミランの上位対決。ユヴェントスは前節のウディネーゼ戦で終盤の逆転勝利を収めており、ミランは3戦ぶりの白星を手にしたところだ。前回対戦ではユヴェントスが3−1で勝利している。チャンピオンズリーグ(CL)出場権をかけ、ユヴェントスがミランをホームに迎えた。
ミランは17分、ハカン・チャルハノールから受けたズラタン・イブラヒモヴィッチがエリア外から狙うが、ブロックされる。さらに直後の17分にはテオ・エルナンデスが右サイドのエリア手前から狙うが、ボールはゴール右上に外れる。
ミランは前半アディショナルタイム1分、試合を動かす。右サイドでFKを獲得し、ゴール前へボールを入れると、エリア内左でブラヒム・ディアスが拾う。右足でシュートを放つと、ボールはゴール右上に吸い込まれた。
1点リードで後半へ折り返したミランは56分、ブラヒム・ディアスがエリア内から右足でシュートを放つと、これがジョルジョ・キエッリーニの腕に当たり、PKを獲得する。58分、フランク・ケシエがゴール左下に狙ったが、GKヴォイチェフ・シュチェスニーにセーブされ、追加点とはならない。振り出しにしたいユヴェントスは60分、アドリアン・ラビオがエリア手前から狙うも、枠を捉えることはできなかった。
するとミランは78分、追加点を奪う。イブラヒモヴィッチとの交代でピッチに入ったアンテ・レビッチがエリア手前でボールを受けると、前を向いてそのまま右足でシュート。ボールはゴール右上に吸い込まれた。さらにミランは82分、リードを広げる。エリア手前でFKを獲得すると、クロスにフィカヨ・トモリがヘディングで合わせ、3点差とした。
試合はこのまま終了。ミランが3得点でユヴェントスとの上位対決を制し、CL圏内をキープ。残り3試合となったなか、両チームの勝ち点差は3ポイントとなり、一歩リードした。ユヴェントスは5位となっている。
次節、ユヴェントスは12日にアウェイでサッスオーロと、ミランは同日にアウェイでトリノと対戦する。
【スコア】
ユヴェントス 0−3 ミラン
【得点者】
0−1 45+1分 ブラヒム・ディアス(ミラン)
0−2 78分 アンテ・レビッチ(ミラン)
0−3 82分 フィカヨ・トモリ(ミラン)