眉間から「生き抜く力」があるかがわかる!? グローバル美容家直伝、今すぐ行動に移せる心と体の鍛錬術

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2021年05月10日 06:41  ダ・ヴィンチニュース

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写真『世界一予約のとれない美容家が教える 生き抜く人がしている68の行動』(早野實希子/大和書房)
『世界一予約のとれない美容家が教える 生き抜く人がしている68の行動』(早野實希子/大和書房)

「生き抜く」ということが、これほど多くの業種の人々にとって同時進行的に課題となった1年間はなかったのではないでしょうか。『世界一予約のとれない美容家が教える 生き抜く人がしている68の行動』(早野實希子/大和書房)は、東京・ロンドンを拠点にセラピストとして国内外の様々な著名人に施術している著者が、卓越した思考や技能の持ち主たちに共通して見られる特徴を踏まえた上で、私たちが今すぐできる心がけを伝授してくれる一冊です。

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 著者が接しているいわゆる「成功者」たちは、日々悩み、葛藤し、何かを切り抜けようとしている人々です。施術する顧客が何を考えているか、悩みのどんなステージにいるかは、何かしらの形で体に表れます。たとえば、頭がフル回転だと眉間が固く、赤くなるといいます。

眉間には神経が集まっているので、特に現状が流動的で試行錯誤しているときに、そうなることが多いようです。
最近赤みが違うなと思うと、一山越えたとおっしゃる。「抜けた」と表現される方もいます。そうなると頭はフル回転していても、きれいなピンク色に変わります。
赤みが強いと、お腹にまでストレスが伝わっている可能性があります。

 そして本書にはもちろん、日々自分で継続できるレベルでどのようなアクション(マッサージやエクササイズ)を起こせばよいかが説明されていますが、そうした実践的な側面とあわせて、心の外と中の風通しをどうすれば良好にできるかという精神論にも多くのページが割かれています。特に興味深いのは、直感的に何かを予測・察知するための心がけについてです。たとえば、ロサンゼルスからロンドンに引っ越してきた著者の顧客は、ロンドンの天気についてこのように話したといいます。

「ロスはいつも晴れているから、天気のことを考えることもなかったけど、ここじゃ天気もすぐに変わってしまう。何事も当たり前にそのまま続くことはないんだ、といつも思うようになって、続けるためには何が必要かを考えるきっかけになったよ」

 ロンドンは天気がころころ変わり、「一日の中に四季がある」とも言われていて、半袖半ズボンで大丈夫な陽気から突如として身震いするような寒さになることがあります。便利さや効率を重視する都市生活にとっては、このような天気の急激な変化はただの不都合かもしれません。しかし、ロサンゼルスからロンドンに来た顧客は、そうは考えませんでした。空模様を心の動きに置き換えて「喜びの中にいくらかの悲しみがあり、怖れの中にもいくらかの希望がある」ということに気づいたのです。つまり、ロンドンの地理的特色から「自分を取り巻くものや価値観はずっと続く」という、予測・察知の直感を鈍らせるような無関心の種を、無意識下で取り払っていたということです。

 常に変わり続けるために、自分なりの美を見出すべく心揺さぶられる体験を追い求めると、「怖れ」に直面することもあります。そのような入り混じった感情の中、どのように自分のコア(根幹)を見極められるかと考えているときに、著者は有名なインテリアデザイナーから「自分の人生の映画をつくる」と考えてみることを助言されたそうです。

 映画にはフレーム(枠)やシーン(場面)があります。フレームの中には何があり、外には何があり、なぜそのようなフレーミングにするかと自分自身に問う。自分の人生のシーンはどのように連関し、場面転換はいつどのように訪れたのかということから学ぶ。そう考えると、「怖れ」の感情はただネガティブなものに成り下がらず、「そのようなネガティブな考えがあった」という過去に段々と変化し、今目の前にある「怖れ」にも落ち着いて対処できるサイクルが訪れる。こうした内面的な鍛錬まで、本書には著者だけが知りうる「生き抜く秘訣」が惜しみなく読者に共有されています。

文=神保慶政

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