イーロン・マスク、司会者デビューした米人気番組でアスペルガー症候群を公表

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2021年05月10日 12:21  Techinsight Japan

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『サタデー・ナイト・ライブ』で司会者デビューしたイーロン・マスク
実業家イーロン・マスク(49)が米コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で司会を務め、自らアスペルガー症候群であることを公表した。番組では母親メイさんも登場してトークを披露、さらに恋人グライムスと一緒にスーパーマリオのキャラクターに扮して視聴者を楽しませた。

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宇宙開発企業「スペースX」の創業者で電気自動車企業「テスラ」のCEOを務めるイーロン・マスクが、現地時間8日に放送された米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』で司会者デビューを果たした。

番組のモノローグで、イーロンは「『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)の司会を務めるのは光栄なことだ。本気でそう思っている。僕は何かを言った後に、本気なんだと言わなくちゃいけない時がある。そうすれば人々は『こいつはマジで言ってる』と思うから」と話し、自身が発達障がいのアスペルガー症候群であることを明かした。

「僕は昔から変化に富んだイントネーションで話すけど、それがコメディになると言われるんだ。僕は今夜、アスペルガー症候群を持つ初めての司会者として、SNLの歴史を作った。少なくとも、そのことを認めた最初の司会者だ。」

その後、自身がSNSで投稿する奇妙なコメントについて「怒らせてしまった人には、こう言いたい。僕は電気自動車を再発明し、ロケットで人々を火星に送り込んでいる。君達はそんな人間が冷静で普通の男になるとでも思ったのか、とね」と冗談を交えて話した。

さらに昨年5月に恋人グライムス(33)との間に誕生した第1子X Æ A-XII君(エックス・アッシュ・エイ-トウェルヴ)の名前について、「cat running across the keyboard(キャット・ランニング・アクロス・ザ・キーボード)」とジョークを飛ばした。

番組では、スーパーマリオをテーマにしたスケッチ・コメディでグライムスがピーチ姫を演じ、イーロンがワリオに扮する場面も見られた。


モノローグではイーロンの母親で現役モデルのメイさん(73)も登場、翌9日が母の日であることに触れ「母の日のプレゼントを楽しみにしているのよ。ドージコインではないことを願うわ」と冗談交じりに伝えた。


イーロンが自身のSNSで支持しているドージコインは、2013年にパロディで開発された暗号資産(仮想通貨)で当時流行していたインターネット・ミーム「ドージ(Doge)」の柴犬をモチーフにしたものだ。

番組で「ドージコインって何?」と聞かれて、イーロンは「通貨の未来だ。世界を席巻する、止められない金融手段となるだろう」と返答。出演者のマイケル・チェが「詐欺だよね?」と問うと、「そう。詐欺」と笑うイーロンだった。

この発言があってか、同番組の放送中にドージコインの価値が急落。暗号資産取引所「Binance」では0.47ドルと、放送前の0.65ドル付近から28%も下落した。



画像2〜4枚目は『Saturday Night Live - SNL 2021年5月9日付Twitter「The defense calls Wario.」「Monologue!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • アスペルガーは賢くて勉強のできる子が多いですよね。
    • イイネ!14
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