サレルニターナが23季ぶりセリエA昇格も…オーナーは30日以内にクラブ売却が必須?
0
2021年05月11日 18:12 サッカーキング
サレルニターナが22年ぶりにセリエA復帰 [写真]=Getty Images 10日に行われたセリエB最終節の結果により、サレルニターナのセリエA昇格が内定した。
サレルニターナは最終節でぺスカーラに3−0で勝利し、自動昇格圏内の2位フィニッシュが確定した。なお、自動昇格の残り1枠は、セリエBで優勝したエンポリが獲得している。3枠のうち残り1枠は6チームで争われる昇格プレーオフの勝者に与えられ、3位モンツァ、4位レッチェ、5位ヴェネツィア、6位チッタデッラ、7位ブレシア、8位キエーヴォが出場予定。
サレルニターナのセリエA昇格は、1998−99シーズン以来、23シーズンぶり3度目となる。クラブは前回の昇格後、財政難や経営破たんを経験。一時は5部相当のカテゴリーにも在籍したが、2014−15シーズンからセリエBに復帰していた。
なお、サレルニターナのオーナーは、ラツィオのオーナーであり会長でもあるクラウディオ・ロティート氏が務めている。しかし、ロティート氏は、30日以内にいずれかのクラブを4親等内の親族以外に売却する必要性があるようだ。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長は、『Radio Anch'io Lo Sport』に対して次のように語っている。
「これ(売却の必要性)は、個人がプロクラブを複数所有することを認めていない国際サッカー連盟(FIFA)のルールに沿ったものだ。ロティート氏は何年も特例を享受しており、何が起こるかは誰もが知っていた」
「ルールは明確で、彼の所有権を継続することはできない。もしそうなれば、サレルニターナは来シーズンのセリエAに参加できなくなってしまう」
Copyright(C) 2024 SEESAW GAME, Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。