レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、優勝争いの大一番でレアル・マドリードが引き分けた後も、タイトル獲得をあきらめていないと語った。10日、スペインメディア『アス』が伝えている。
リーガ・エスパニョーラ第35節が9日に行われ、2位レアル・マドリードは4位セビージャと対戦した。リーグ優勝を目指すには勝ち点3を手中に収めたかった両者の試合は、セビージャが2度リードする展開で進んでいった。タイトル争いを大きく揺るがす勝利をセビージャが手にしかけていたが、終了間際にトニ・クロースのシュートがジエゴ・カルロスのオウンゴールを誘うかたちとなってレアル・マドリードが追いつき、両チーム勝ち点「1」を分け合う結果に終わった。
同試合で66分までプレーしたモドリッチは試合後、次のようにコメント。首位アトレティコ・マドリードを勝ち点差「2」で追いかけるなか、逆転優勝に向けての強い思いを示した。
「僕たちは、自分たちの手で勝利を手にすることを望んでいたけど、今日はできなかった。僕らは他のチームではなく、自分たちの試合に集中して、残された3つの試合に勝たなければならない。(優勝を争う)すべてのチームが勝ち点を落としている。僕たちは信じ続ける」
「勝ち点2を落としたが、僕らは試合に勝つためにすべてを尽くした。特に後半はかなり良いプレーをして、多くのチャンスを作ったけど、それをものにすることができずに、相手にPKを与えてしまった」
「(PKを与えた場面でエデル・ミリトンが)ハンドだったかどうかは、見ていないのでわからない。不運だったが、僕たちはまだ生きている。勝利を得るためにできる限りのことをした。残念だけど、僕たちはまだ2位だ。あと3試合残っているから、最後まで全力を尽くしたい」
アトレティコ・マドリードからセビージャまで勝ち点差6でひしめきあうなか、レアル・マドリードは次節、14日に敵地でグラナダと対戦する。