巨人が「ワンチーム」で今季最多の貯金8 坂本不在も“代役”が存在感

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2021年05月11日 21:02  ベースボールキング

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巨人の二塁手若林=横浜(C)Kyodo News
● DeNA 2 − 4 巨人 ○
<7回戦・横浜>

 巨人は引き分け目前の最終回に2本のホームランが飛び出しカード先勝。今季のDeNA戦は2分け含む5連勝と無敗をキープし、貯金を今季最多の「8」に増やした。

 打線は初回、1番・梶谷隆幸と2番・ウィーラーに連続二塁打が飛び出し、試合開始からわずか3球で先制する好スタート。同点で迎えた4回には新助っ人の5番・スモークが7試合ぶりとなる来日2号アーチを放ち勝ち越したが、相手先発・大貫晋一を打ちあぐね苦戦。捉えた打球が野手の正面をつくなど、重苦しい展開で終盤を迎える。

 それでも、2-2の同点で迎えた9回、一死無走者から6番・若林晃弘が三嶋一輝のフォークを振り抜くと、この打球が右翼ポール際に飛び込む値千金の1号勝ち越しソロに。さらに続く7番・吉川尚輝もスライダーを捉え、左中間スタンド最前列に飛び込む2者連続の3号ソロホームランとなった。

 3週間ぶりの一軍登板となった先発・戸郷翔征は5回まで毎回の5四球を与えながらも、終わってみれば6回2失点と粘りのゲームメイク。7回以降は野上亮磨、鍵谷陽平、中川皓太のリレーで締めた。

 巨人は主将の坂本勇人が9日の試合で右手親指を骨折するアクシデントに見舞われたが、坂本の代わりに「2番」に打順を上げたウィーラーが2安打、遊撃に入った吉川が貴重な追撃弾を放つなど、主将の離脱をカバーする“代役”の働きが目立った。

 決勝弾を放ちヒーローインタビューを受けた若林は「勇人さんがいないのは痛いですけど、ミーティングで『ワンチーム』ということで全員で戦おうという気持ちを持ってやっていた。まず初戦を勝ててよかった」と、チーム一丸となって掴んだ1勝を振り返った。

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  • 梶谷のタッチアウトは珍プレーであり好プレーでしたな。
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