『ラリーアート』ブランドが11年ぶり復活へ。ミツビシの決算報告で明らかに

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2021年05月12日 12:21  AUTOSPORT web

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2005ダカール・ラリーを制したミツビシ・ラリーアートの306号車ミツビシ・パジェロエボリューション(ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ組)
5月11日、三菱自動車は2020年度決算報告を行い、この中で“ラリーアートブランドの復活”をアナウンスした。

 ラリーアート(RALLIART)は国内外のモータースポーツ愛好者への各種サービス体制の充実やモータースポーツ用部品・用品の開発、および流通体制の充実などを目的として1984年4月に設立された三菱自動車の子会社だ。

 同ブランドは設立以来、WRC世界ラリー選手権やダカール・ラリーなどミツビシが参加するモータースポーツ活動を担うとともに、モータースポーツ愛好者に対する各種サービス、ライセンス講習会やレーシング教室などの企画・運営、さらにラリーアート商品の開発・販売などを行ってきた。

 しかし、ミツビシが2005年12月にWRCからの実質的な撤退となるワークス活動休止を発表し、2009年2月にはパジェロで黄金期を築いたダカール・ラリーでのワークス活動を終了したことを受け、翌年3月末をもって業務を縮小。ラリーアート商品の販売を除くモータースポーツユーザー支援全般の業務・運営が停止されたことで、26年の歴史にピリオドが打たれている。

 そんなラリーアートブランドの復活が、決算報告による中期経営計画『Small but Beautiful』アップデートの内容として明らかにされた。

 実に11年ぶりとなるブランド復活について、現時点ではその詳細は明らかになっていないものの、“三菱自動車らしさの具現化”を目指し、まずは純正アクセサリーの展開を行っていくという。かつてのスポーツブランドの復活ということで今後のモータースポーツ活動への関与にも期待したいところだ。

このニュースに関するつぶやき

  • 車嫌い共が会社から旅立ったから、実現化することが出来たかな。舵取りは大変だろうけど、その分期待しています。
    • イイネ!21
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