アスレティック・ビルバオのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、12日に行われるウエスカ戦で、チームがモチベーションを欠くことはないと約束した。11日、クラブ公式サイトが伝えている。
試合前の記者会見で、マルセリーノ監督は「何の言い訳もせず、ウエスカに行って勝つことを目指す」と語った。
「私の唯一の目標と野心は、次の試合に勝つことだ。勝つためには、そういうメンタリティを持たなければならない。それをここで、そしてチームで示したいと思っている。野心を持って、すべての試合に勝つために戦う。そのことが来シーズンへ向けて、競争力をつけるための第一歩なのだ」
アスレティック・ビルバオは8日、オサスナを相手に二度リードしたものの、勝利を手にすることはできなかった。指揮官は本拠地『サン・マメス』で勝ち点1を獲得したことについて振り返った。
「怒りは消えた。試合内容は勝っていたのに、避けられた失点で勝ち点2を失った。つまり、試合はピッチ上で起こったことを反映しておらず、我々のほうが勝っていたということだ」
また、今シーズン全体をポジティブに評価しつつ、来シーズンについても語った。
「これからの数シーズンも同じような展開になることを願っているよ。スーパーカップではレアル・マドリードとバルセロナを破ってトロフィーを獲得した。2大会連続で国王杯決勝を戦い、1つは僅差で敗れ、もう1つは自分たちの力不足だった。そして、リーグのトップ4のチームにだって勝っている」
「私がここに来てから、チームは良い競争レベルを示している。いくつか引き分けた試合はあるが、敗北よりも勝利に近づいていた内容だった。リーグ戦で我々に勝ったのはバルサとアトレティコだけだ。来シーズンは、ヨーロッパを目指して戦う。簡単ではないが、ベストを尽くせば近づける」
日本代表FW岡崎慎司が在籍するウエスカについて問われると、パチェタ監督が就任してからチームが大きく成長したと分析した。
「パチェタが来てから、彼らは結果的に進化した。非常に素早いトランジションが行われるだろう。我々はスピードを持って攻撃しなければならない。また、彼らには得点力の高いラファ・ミルがいる」
来シーズンに向けて弾みをつけたいアスレティック・ビルバオは、残留争い真っ只中のウエスカとアウェイで戦う。