「なるだけでかい本屋に行きたい」…大型書店と紙の書籍への渇望をうったえるTwitter漫画が話題に

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2021年05月12日 19:30  まいどなニュース

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写真清水幸詩郎さんプロフィール画像※フレックスコミックス株式会社提供
清水幸詩郎さんプロフィール画像※フレックスコミックス株式会社提供

「本屋に行きたい 
なるだけでかい本屋に行きたい」

【漫画】本屋に行きたい…!漫画全編を読む

大型書店と紙の書籍への渇望をうったえるTwitter漫画がSNS上で大きな注目を集めている。この作品を描いたのは「社畜ねこ」などの作品で知られる漫画家の清水幸詩郎さん(@smzk013)。

ネット通販や電子書籍が普及した現代だが、さまざまなタイトルの本を目で見て手に取って知的好奇心を満たす感覚は大型書店ならではのもの。加えてこのコロナ禍による外出自粛の風潮…清水さんのTwitter漫画に対しSNSユーザー達からは

「すごい分かります。
毎日仕事帰りに駅のおっきな本屋に立ち寄ります。
何も発売日でなくても、何の目的もなくても、ほんの五分だけでも立ち寄らないと一日が終わらない感じです。
貴重な貴重な一日の終わりの自分の心のカタチを保つための儀式みたいなものですね。」

「最寄駅の開発で何10年現実逃避してた大型書店の入ったビルが取り壊しになり、新しく若者の街ど真ん中のお洒落なビルに移転したら圧倒的に在庫数減&お洒落化して某レンタル系本屋みたいになってしまい完全に足が遠のきました。
本の迷路の様な一日いれる本屋にまた入り浸りたい。
今こそ行きたい。」

「わかります・・。私はジュンク堂池袋店で最上階から下までずずーっと。
なんかいつもよりテンション上がるしジャケ買いでいろんな作家さんに出会えました!」

「めちゃくちゃわかります!! 
学生なので一万円買う!とかはできないですけど自分の興味のないジャンルの本とかめちゃ共感です! ネットじゃ味わえないワクワク感で満たされてぇ〜〜!!」

「このコロナ禍、その気持ちめっちゃわかります。
あの本屋独特の雰囲気や、香り外出しなくなった今では、懐かしいですねぇ」

など数々の共感のコメントが寄せられている。

清水さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):大きな本屋さんに行きたいという想いの理由を詳しくお聞かせください。やはりコロナ禍の影響もあったりするんでしょうか?

清水:もともと漫画家という職業柄もあり家にいる事は苦ではないタイプでした。ですが、自粛生活が続く中でもやもやとする部分があって。でも「遠出がしたい」とか「旅行がしたい」とか、そういう訳でもなく…と考えていたら、ふと、外出を控えるようになってから本屋さんにまったく行っていない事に気づきました。あまりにも日常的に本屋さんへ行っていたので、それが外出を控える事でできなくなっていた事にまったく気づいていなかったんです。気づいてからは、猛烈に本屋さんに行きたくなり、その思いを日記にしたためてみました。

中将:大きな本屋さん、本への思い入れについてあらためてお聞かせください。

清水:自分は漫画のネタが思いつかなかったり、行き詰った時、大きな本屋さんに行って爆買いする事がストレス発散というか、新しいものをインプットしたり発見する事につながっていました。自分が普段目にしないようなジャンルの本や様々な種類の書籍がずらりと並んでいて、そこから自分が欲しいと思う本を見つけるという「宝探し感」が楽しいです。目当ての本が無くても、お店の本棚をただ眺めて回っているだけで楽しい、目から入ってくる情報だけでもわくわくする。書店員さんが用意してくれたポップなど、お宝の目印を探して見ていくのも楽しいです。そうした探検気分が味わえるのが大きな本屋さんの醍醐味だと感じます。ブックファースト新宿店さんが大好きで、学生の頃よく通って本を買い込んでいました。

また、電子書籍やネットで本を買うのが当たり前になった今、発売された時期や本の鮮度に関係なく、好きな時、欲しいと思った時に本を手に入れられると思っていたのですが、いざ欲しいと思い検索したら電子書籍では買えるけど、紙の書籍は絶版になっていていた…なんて事があって愕然としました。新鮮な本、特に紙の書籍は、今はもう見つけた時に買わないと買えなくなってしまう可能性が高いんですよね。絶版になった本を電子書籍で買えるのはありがたいのですが、紙の本は「いつでも買えるもの」ではなくなってしまったんだなとも思い知らされました。紙の本はより一層、貴重なコレクターズアイテムになってきているのかなと思います。

自分は漫画家なので、こういった言い方をしていいのかわかりませんが、グッズを買う感覚で書籍を買ってもらえたらいいのかなと思っています。グッズは足が速く、その時しか買えないものが多いです。作家さんやその作品を応援したいと思ったら、ぜひ書籍をグッズ感覚で買ってもらえたら嬉しいです!また、本屋さんで新しく目にする本も、きっとその時にしか出会えない一期一会の貴重なアイテムに見えてきてよりわくわくすると思いますよ!

中将:今回のご投稿に対し数々の共感のコメントが寄せられました。反響へのご感想をお聞かせください。

自分と同じように本屋さんを探検するのが大好きな探検家の方がこんなにたくさんいらっしゃると思わなかったので、探検仲間がいて嬉しいです。「自分もやってみたい!」と新たな探検家志望の方もいらっしゃって、ぜひ本屋さん探検を楽しんでもらいたいです。きっと新たな発見と出会いがあると思います。

「社畜ねこ」作品情報
【あらすじ】
「もう朝か…すでに家に帰りたい……」
苦手な同僚を避けるため、1時間早く出社する、会社員・ねこ田。

無茶ぶりしてくる上司に応え、ご褒美プリンで元気をチャージしながら、
今日もハートフルな社畜ライフを送っています。
明日がちょっぴり前向きになる、はたらく猫の社会人コメディ。
(C)清水幸詩郎/COMICポラリス (C)フレックスコミックス

◇ ◇

「自分以外の作家さんのご本でも、その作家さんを、作品を応援したいと思ったら、ぜひグッズ感覚で書籍を買って応援してあげてください」「本を探す楽しみを教えてくださったブックファースト新宿店さんに感謝したい」と清水さん。

近年は電子化や出版不況の影響で多くの書店が苦境にある。コロナ禍のご時世ではあるが、感染予防に配慮した上でぜひ多くの方に書店を訪れ、紙の書籍に触れて頂きたいと願う。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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  • 人の来ない専門書のコーナーはインキの匂いがする。それでも昔と材質が変わったのだろうか。トイレに行きたくなるからさっさと帰り、雨の日にまた来よう。
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