IKEA新宿をレポート! 日本初、デリの量り売りコーナーや新たな売り場構成も

0

2021年05月13日 16:51  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
イケア・ジャパンは5月1日、新宿に都内3店舗目となる都市型店舗「IKEA新宿」をオープンした。国内のイケア初となるデリの量り売り「スウェーデンバイツ」や、多様なライフスタイルを想定したルームセットなど、新たな取り組みが満載の新店舗の全貌を紹介する。

○国内イケア初! デリの量り売り

IKEA新宿の大きな特徴のひとつが、5月17日にオープンする「スウェーデンバイツ」だ。国内イケア初のテイクアウト専門の量り売りスタイルで、都市部のさまざまな生活スタイルに合わせて自分の好きな量だけを購入することができる。

ディスプレイには、イケアではおなじみのプラントボールやミートボールのほか、シュリンプポテトサラダやラザニアなど、スウェーデンの料理が並び、スープやカレー、ライスも、温かいものをテイクアウトできる。

このほか、ミートボールなどのパック商品や、ドリンク、ベーカリー、デザートなども発売予定。

同社のCountry Food Manager・佐川さんのオススメは、フォトジェニックな「青のプラントベースアップルソフト」(200円)で、IKEA新宿限定で青く丸い形にし、コーンも炭で黒くしたのだそう。

○さまざまなルームセット

多様性なライフスタイルを表現したルームセットも、新店舗の特徴のひとつだ。

同社の代表取締役社長ヘレン・フォン・ライス氏は、「新宿駅の乗降客数は一日約350万人。世界的にも有名で、この地に暮らす人、訪れる人は多様性にあふれています。私たちが目指す『誰もが自分らしく』という価値観にもマッチしています」と話す。

多様化する社会に合わせて、IKEA新宿では、6つの異なるライフスタイルを表現したルームセットを用意。たとえば、子どもと2人で暮らすシングルマザー、同棲カップル、外国人の夫と日本人の妻の夫婦など、さまざまな暮らしを想定したルームセットから、自分に合った家具や雑貨を見つけることができるようになっているという。

○探しやすい売り場構成

また、郊外店舗やほかの都市型店舗と異なり、IKEA新宿では各フロアを部屋のカテゴリーごとに分け、 家具と雑貨を一緒に配置する売り場構成になっている。

IKEA新宿マーケットマネージャーの青木エリナ氏は、「たとえば、リビングルーム、ベッドルーム、キッチンと分かれており、これまでの都市型店舗よりもお買い物しやすくなっていると思います」と話す。

各フロアを見てみると、キッチン用品の中にフードやドリンクが配置されていたり、ベッドや寝具のフロアに衣類収納が展示されていたりと、より家の中をイメージしやすい売り場になっていると感じた。各階にレジがあるので、余計な移動をすることなく短時間で買い物を済ませられるのもうれしいポイントだ。

フロアは地下1階から地上3階までの全4フロアで、地下1階はキッチン関連やフード&ドリンク、1階にはスウェーデンバイツやサーキュラーショップ、フードなど、2階はリビング・ダイニング関連、オフィス用品、照明など、3階はベッドルーム、子ども用品、バス用品となっている。
○サステナブルな取り組みも

そのほか、サステナブルな取り組みとして、展示品や新中古品などを販売するサーキュラーショップ(Circular Shop)を設置。スウェーデンバイツ横には給水スポットもあり、無料でマイボトルに給水することができる。

スウェーデンバイツも、必要な分だけを量り売りすることでフードロス削減を目指す、サステナブルな取り組みのひとつだ。
○当面は予約制

こういったさまざまな取り組みのほか、イケアグッズなどおなじみの人気商品もしっかりと取り揃えている。わざわざそのためだけに郊外店にまで行くのは面倒……と思うような小物や雑貨が気軽に手に入るのは、都市型店舗のメリットのひとつだろう。

JR新宿駅から徒歩5分と、アクセスのしやすさも魅力のIKEA新宿。当面はコロナ対策のため、来店前日の21時からオンラインでの順番受付を行うとのこと。店内の状況によって入場制限を実施する可能性もあるため、訪れる際には事前にオンライン予約を忘れないようにしておきたいところだ。

●information
IKEA新宿
住所 : 東京都新宿区新宿3丁目1-13 京王新宿追分ビルB1F-3F
営業時間 : 11時〜21時(緊急事態宣言発令中は20時まで)(安藤おもち)
    ニュース設定