レイズ戦力外の筒香 ファンから「米国で頑張れ」の声が多い理由

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2021年05月13日 17:00  AERA dot.

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写真筒香嘉智選手(写真/gettyimages)
筒香嘉智選手(写真/gettyimages)
 レイズから事実上の戦力外通告を受けた筒香嘉智の去就が注目されている。

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 2年契約最終年の今季は26試合出場し、打率.167、0本塁打、5打点。レイズは現地時間の11日に筒香をロースター40人枠から外す手続きを取った。今後はウエーバーにかけ、獲得を希望する球団がなければ、筒香がマイナー降格か自由契約を選択する。

 米国で取材する通信員はレイズでプレーしていた筒香についてこう分析している。

「必死な様子は見ているこちらにも伝わってきました。フォームも色々試行錯誤していましたが、なかなか改善しなかった。特に速い球への対応に苦しんでいましたね。相手バッテリーに直球で徹底的に攻められていた。ただ、筒香は日本でプレーしていた時も活躍するまで時間がかかったように、少し時間がかかるタイプだと思います。もちろん、レイズは十分なチャンスを与えていました。マイナー降格は実力の世界なので仕方がありません。ただ、『チームメートと話さずに浮いている』という報道を見ましたがそれは違います。スペイン語や英語でコミュニケーションを取っていましたし、チームメートたちは『ヨシ(筒香)が打つとおれたちもうれしい』と話していました。正直、今の打撃フォームで日本に戻っても活躍できるかは疑問です。それならマイナーでもう一度やり直した方が良いと思います」

 現状を考えると、筒香が米国の他球団でメジャー契約を結ぶのは厳しい。日本国内に復帰するのが現実的な選択肢かもしれない。19年まで所属したDeNAは三原球団代表が復帰を熱望するコメントを早くも発表している。不動の4番として活躍し、主将としてもチームを引っ張ってきた筒香には他の選手には代えがたい魅力がある。最下位に低迷するチーム状況を考えると、これ以上頼もしい起爆剤はいない。

 DeNAファンからも筒香の復帰を願う声が多い。だが、「大多数か」と聞かれればそうではないかもしれない。もちろん戦力としては戻ってきてほしい気持ちは強いが、筒香が高校時代からメジャーの大舞台でプレーすることを夢見ていたことをファンも知っている。

 SNSやネット上では、「DeNAファンだけど、筒香はまだ米国でやり切っていないでしょう。心のモヤモヤを抱えて日本に戻ってくるよりも、米国でとことんやってほしい。日本で輝かしい成績を残し、侍ジャパンの4番を打った男がこんな苦しむのは辛いと思う。でも挑戦したことに大きな価値があるし、周囲の雑音は無視すればいい。米国で納得するまでプレーして気持ちの整理がついたら、DeNA復帰を考えるのも遅くはないと思う」、「横浜の現状を考えれば、彼は必要な選手なのは分かります。でも、メジャーがダメだったから日本に戻って活躍、となると…。NPBのレベルはMLBの3Aと同じくらいなんてよく言われますから、1年と少しやってダメだったから、日本に戻ってくるっていうのは反対ですね。もう何年か踏ん張ってもらわないと。これからMLBに行こうと思っている選手にとって、行きづらくなるような道は選んでほしくないですね」などのコメントが。

 元DeNA監督の中畑清氏はYouTubeで教え子の筒香について、「マイナーで短い期間だけど自分に何が足りなかったのか見つめ直す時間にあてながら、試合を経験して向こうの若い選手がどういう野球をやっているのか、どういう努力をしてメジャーに上がっているのか勉強するという意識があってもいいと思う。彼がこれから長い野球人生を送るため、指導者になることもあるだろうし、マイナー経験したことが生きてくる気がする」と今年1年は米国でプレーすることを望んでいると明かした。

 筒香の決断はいかに。(牧忠則)

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