ヴィクトリアマイルは3つの穴パターンから浮上する3頭で高配当を狙え

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2021年05月14日 06:21  webスポルティーバ

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 春の古馬牝馬による「女王決定戦」GIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)が5月16日に行なわれる。

 前評判では、昨年の最優秀短距離馬に輝いたグランアレグリア(牝5歳)と、2歳時にGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)を制し、前走のGI高松宮記念(3月28日/中京・芝1200m)でも2着と奮闘したレシステンシア(牝4歳)の「2強」といった様相を呈している。

 だが、この「2強」ですんなり決着するとは限らない。というのも、ヴィクトリアマイルは波乱の多いGIのひとつだからだ。

 過去10年の結果を見てみても、3連単で10万円を超える配当をつけた年が5回もある。なかでも2015年には、5番人気のストレイトガールが勝利し、12番人気のケイアイエレガントが2着、18番人気のミナレットが3着に突っ込んできて、3連単ではGI史上最高の2070万5810円という超高額配当が生まれている。

 こうした状況を鑑みれば、今回も「2強」に割って入る穴馬の台頭があってもおかしくない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年のレースで激走しそうな伏兵馬を探し出してみたい。

 このレースでまず注視すべきは、「リピーター」である。2012年に4番人気で勝利し、2013年に12番人気で2着となったホエールキャプチャをはじめ、ヴィクトリアマイルでは人気、人気薄を問わず、同じ馬が何度も好走している例がたくさんあるからだ。

 ホエールキャプチャの他には、2013年(1番人気)、2014年(11番人気)と連覇を飾ったヴィルシーナ、2014年に6番人気で3着入線を果たしたあと、2015年(5番人気)、2016年(7番人気)と連覇を遂げたストレイトガール、さらには2017年に7番人気で3着、2018年に8番人気で勝利したジュールポレール、2019年に5番人気で勝って、2020年にも5番人気で3着となったノームコアなどがいる。

 とすれば、今年もリピーターが狙い目となる。




 候補となるのは、サウンドキアラ(牝6歳)だ。昨年は、重賞3連勝を果たしたその勢いのまま、ヴィクトリアマイルでも勝ったアーモンドアイに続く2着と好走した。

 その後は不本意な結果が続いているが、2走前のGII阪神C(12月26日/阪神・芝1400m)で4着、前走のGI高松宮記念で6着と復調気配を見せている。いずれも、勝ち馬との差は決して大きくはなく、スムーズにレースを運ぶことができれば、再び上位争いを演じるチャンスが巡ってくるはずだ。

 次に狙いたいのは、近走の不振で人気低迷中のGI馬である。

 いい例となるのは、「リピーター」としても挙げた2013年のホエールキャプチャ(12番人気2着)、2014年のヴィルシーナ(11番人気1着)、2016年のストレイトガール(7番人気1着)、2020年のノームコア(5番人気3着)らである。

 それぞれGI勝ちがありながら、直近のレースで振るわずに人気を落していたが、得意舞台で奮起。地力の高さを改めて示している。

 そういうことなら、今年もGIを勝っていながら低評価にとどまりそうな馬は押さえておきたい。「2強」以外のGI馬、ダノンファンタジー(牝5歳)である。

 同馬は2歳時に阪神JFを制覇している。しかし、その後はGI勝ちがなく、ここ2走は馬群に沈んで、今回も伏兵の域を出ないだろう。

 それでも、過去の例からして、GI馬である同馬がここで再浮上する可能性は大いにある。3走前にはGII阪神Cを快勝しており、軽視しすぎるのは禁物だ。

 最後に注目したいのは、前走の重賞で連対(1着、あるいは2着)を果たしていながら、人気薄だった馬である。

 このパターンの好走例も多く、2013年に5番人気で3着となったマイネイサベル(前走・福島牝馬S2着)、2015年に12番人気で2着となったケイアイエレガント(前走・京都牝馬S1着)、2017年に6番人気で勝利したアドマイヤリード(前走・阪神牝馬S2着)、2018年に7番人気で3着となったレッドアヴァンセ(前走・阪神牝馬S2着)、2020年に4番人気で2着に入ったサウンドキアラ(前走・阪神牝馬S1着)などがいる。

 そして、今回のメンバーの中から、前走重賞で連対した馬をピックアップしてみると、ディアンドル(牝5歳)、デゼル(牝4歳)、テルツェット(牝4歳)、マジックキャッスル(牝4歳)、ランブリングアレー(牝5歳)、レシステンシアと、6頭いた。

 このうち、レシステンシアは人気が予想されるため、ここでは外すこととする。となると、残りは5頭。どの馬も捨てがたいが、序盤で取り上げた「リピーター」の台頭が目立つことを考えると、ヴィクトリアマイルは「東京・芝1600m」への適性の高さがモノを言うのではないか、と見ることができる。

 その点を考慮すると、際立つのはテルツェットである。同馬は東京マイルで2戦2勝という実績があるからだ。

 現在4連勝中で、前走のGIIIダービー卿チャレンジトロフィー(4月3日/中山・芝1600m)では牡馬相手に鮮やかな勝利を飾っている。初のGI挑戦となるが、今の勢いからして、一発あっても不思議ではない。

「2強」の強さは誰もが認めるところ。だが、ヴィクトリアマイルでは、断然人気の馬が過去に何度も苦杯をなめている。ならば、ここに挙げた3頭に一角崩しの期待を託してみるのも悪くはない。

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