中日が好機を生かしきれず逆転負け…谷沢氏「強硬策に出るにはリスクがあった」

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2021年05月14日 07:24  ベースボールキング

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中日・木下拓哉選手
◆ 無死一、二塁からの強硬策が裏目に

 首位の阪神相手に先手を奪った中日だったが、引き分けに終わった11日の試合に続き、この日の試合でもリードを守りきれなかった。

 1点リードで迎えた7回表には無死一、二塁という好機を作り出したが、迎えた6番・木下拓哉はここまで2打数2安打と好調。先発のロドリゲスが好投を続け、ここから打線は下位ということもあり、中日ベンチは強硬策に出たが、結果は浅い右飛で走者を進めることはできなかった。

 結局、7番・阿部寿樹は一飛、8番・根尾昂は左飛に倒れて追加点を奪われず、その裏に追いつかれてしまった。

 13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷沢健一さんは、強硬策に出た木下の打席に触れ、「強硬策に出ても右打ちが必須。そういう意味ではサードにランナーを進めて、次の阿部にかける、根尾にかけるという、そのほうが相手にとってはプレッシャーだった」と主張。「今年の木下はよく打っているけれど、得点圏では2割5分くらい。そのくらい(の打率)では、強硬策に出るにはリスクがある」と続けた。

 また、同点とされた直後の8回には、先頭の代打・福田永将が四球を選び、高松渡を代走に送ると、阪神バッテリーがワイルドピッチで無死二塁と勝ち越しのチャンスが訪れる。しかし、1番・大島洋平は二直、2番・京田陽太は中飛、3番・ガーバーは空振り三振に倒れ、再び好機を逃すと、その裏に逆転弾を浴び、チームは敗戦を喫した。

 この8回の攻撃についても言及した谷沢氏は「8回も四球で出てワイルドピッチがあって、その後の攻撃が得点できない中日の弱みが出ていた」と述べ、同放送でMCを務めていた高木豊さんも「(僕なら)セカンドに行った時点でバントして、スクイズでもいいから1点をもぎ取らないといけない」とコメント。9回打ち切りの終盤ということもあり、進塁打を意識させて中途半端に打たせるのでなく、しっかりと走者を進めるべきだったとの考えを示した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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  • 仕事から帰ってきてTV付けたら7回表1-0でリードしてたんだけど、その裏同点に追い付かれた直後にもう観るのやめて、録画していた「昭和の選択・犬養毅」観てました。
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