これはゴールかもしれない……韓国ドラマにまたしても傑作誕生/明石ガクト

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2021年05月14日 09:22  日刊SPA!

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日刊SPA!

写真『ヴィンチェンツォ』より
『ヴィンチェンツォ』より
―[明石ガクトの動画オーバードーズ]―

『ヴィンチェンツォ』

◆これはゴールかもしれない……韓国ドラマにまたしても傑作誕生

 一番好きなパスタの太さは1.6弌▲錺鵐瓮妊アの明石ガクトだ。

 思えば、いつも「これがゴールだ」と思えるものを探し続けてきた人生だった。三脚はマンフロット、装飾品はクロムハーツ、靴下はスマートウール……自分にとってのゴール、バカボンのパパ的に「これでいいのだ」と言い切れるものが発見できたぶんだけ、自分の幸せを測るオリジナルの物差しが持てるようになる。その物差しを人は“価値観”と呼び、自分の人生を豊かだと思えるかはそれ次第なんだ。

 これまでたびたび、韓国コンテンツについて書いてきた。いよいよドラマでゴールを見つけたのか?って思ったSPA!読者の皆さん、ちょっと待って。まさにそのとおりなんだ。長い旅路の末に、僕はついに『ヴィンチェンツォ』でゴールに辿り着いたかもしれない。

◆『梨泰院クラス』『愛の不時着』のあの人が登場

 僕は画面を食い入るように見つめていた。数々の名作ドラマを手がけてきたスタジオドラゴンが、自ら創り上げてきたその高いハードルを、こうもあっさりと越えてくるのか? あの『梨泰院クラス』の悪の権化だった会長が、弱者の味方の人権派弁護士に。あの『愛の不時着』のクセ強めの曹長が、やっぱりクセが強いビル住人に。韓国の役者がその高い演技力で、過去の物語を上書きしていく。

 ゴールだと自分が考えていたものは、時に新たなスタートラインになる。そうやって人類は価値観を更新し続けて、次の高みを目指し続けてきたのだ。

『ヴィンチェンツォ』という物語は、韓国ドラマの次の時代を開いた傑作として語り継がれるだろう。それを目撃して、人生を豊かにするかどうかは、君の物差し次第だ。

●『ヴィンチェンツォ』
韓国系イタリア人の弁護士が、母国の巨大組織に正義の鉄槌を下すべく繰り広げる戦いを描く。Netflixにて独占配信中(1話約80分)

―[明石ガクトの動画オーバードーズ]―

【明石ガクト】
’82年、静岡県生まれ。動画メディア「ONE MEDIA」CEO。最新刊『動画の世紀 The STORY MAKERS』(NewsPicks Select)が発売中
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