フェラーリF1、現時点で「リソースの90%を2022年型マシン開発に充てている」と明かす

0

2021年05月14日 12:41  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

写真2021年F1第4戦スペインGP カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
2021年F1第4戦スペインGP カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
 フェラーリのスポーツディレクターを務めるローレン・メキースは、フェラーリは現在リソースの90%以上を2022年向けの完全新型車に切り替えているとスペインで認めた。

 F1は来年、一連の新たなレギュレーションを施行することで競争の場を公平にし、大幅にオーバテイクを改善してショーを盛り上げることを期待している。各チームは将来のマシンを白紙からデザインしており、構想作業はすでに順調に進んでいる。チームのプロジェクトに充てられるリソース量は着実に増加している。

 レッドブルは現在のところ、すべての焦点を来年のマシンに向けることに消極的だ。それはメルセデスを相手に世界タイトルを賭けて戦う希望があるためだが、チームが2022年マシンのデザインを妥協することなく、競争力も残しておけるようにタイムリーな切り替えを決定することが重要であることははっきりしている。

 一方フェラーリでは、来年に向けた切り替えは完了の段階にある。

「我々は2022年に焦点を置いている」とバルセロナでメキースが語ったと『The Race』は報じている。

「競争の場の一部は拮抗しており、我々は6位から3位に上げるのに100分の数秒から10分の数秒が必要かもしれない。だがそのことが我々の戦略を変えることはない」

「我々はすでにリソースの大部分を切り替えている。今後マシンの細かい部分が変わらないという意味ではない。だが焦点は来年に向いている」

「数字を上げるとすれば、90%から95%だろう。どう表わそうが、それが我々の大方の状況だ」

 アルピーヌのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、リソースをあるプロジェクトからもう一方のプロジェクトへ転換することは“常に困難なこと”だと認めた。それに今年のマシンの小さな改善は、大きな結果に繋がる可能性があるため、2022年への移行を行うのは特に難しいことだ。

「今年は難しい。なぜならまだ始まったばかりであり、シーズン序盤で開発を止めるのは少々痛みを伴う。まだ23戦のうち3戦しか終わっていないのだ」とブコウスキーは語った。

「まだシーズンのほんの始まりだ」

「今年のマシンを改善させることと、来年のマシンに向けてできることのバランスを取るにあたって、実際の判断は非常に簡単だ。なぜなら投資利益率と開発リソースの利益率は来年に向けて非常に不均衡になるからだ」

「それが合理的な、“先を見据えた”アプローチだ。だがレースで100分の数秒や10分の1秒がグリッド順をいくつか上げることになると考えると……」

「我々はみんなレーサーだ。できる限り最高の結果を出したいし、今年はもう少しパフォーマンスを引き出せるということが分かっている」
    ニュース設定