オリックスが首位・楽天を撃破!中嶋監督「山岡がいいリズムを作ってくれた」

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2021年05月14日 23:00  ベースボールキング

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久々にホームゲームを有観客で行なったオリックス(ほっと神戸)
◆ 久々のホーム有観客で投打ガッチリ

 オリックスが13安打9得点の猛攻で、首位の楽天をねじ伏せた。投げてはオリックスの先発・山岡泰輔が、楽天打線を相手に6回まで1安打と好投し、今季2勝目を手にしている。

 打線は初回、先頭打者の福田周平が楽天の先発・涌井秀章からセンターへの二塁打を放つと、続く宗佑磨の適時二塁打であっさり先制。その後も杉本裕太郎の適時打に、楽天守備陣のミスもあって初回から3点を奪った。

 2回も二死から福田のセンター前ヒットと宗の適時三塁打、吉田正尚の適時二塁打と繋いで、3、4月度の月間MVPを受賞した涌井を3回で引きずり降ろすことに成功。その後も、4回に杉本の犠飛、5回には紅林弘太郎の3号3ランで加点し、大量9得点を奪って右腕を援護した。

 大量リードを得た山岡は、7回に3ランを浴びるも、8回を投げて118球、5安打、5奪三振、3失点という内容で降板。9回はK-鈴木が茂木栄五郎に5号ソロを浴びるも、後続を打ち取って3連戦の初戦をモノにした。


 試合後、山岡は「たくさんの声援があった方が乗りやすい」と、有観客の中でプレーできた喜びを口にしつつ、「(打線が)これでもか!と打ってくれたので、投げやすかった」と野手陣の援護に感謝。それでも「前回よりフォームは直せたが、まだ投げてない球もあるので調整します」「最後、3点取られたので、0で抑えられるようにしたい」と満足することなく、次戦を見据えた。

 一方、最初の3打席でサイクルヒットに王手をかけるなど、3安打2打点の活躍を見せた“打のヒーロー”宗は、「僕はちゃんと打ててないので、ちゃんと打てる(吉田)正尚さんにまわすように、繋ぐバッティングをした。初回に3点入ったのが大きい。(サイクルヒットは)最後の打席に入るとき気付きました。あそこで打てるバッターになりたい。今シーズンだけじゃなく、勝負強いバッターになりたい」と、さらなる活躍を誓った。

 中嶋聡監督は「二塁打、二塁打というのは点が入りやすい。久々のホームというか、守りからの始まりだったので、山岡がいいリズムを作ってくれて、いい感じの流れが作れた」と、先発した山岡のピッチングを評価。宗については「打席の中の集中力、一球一球に対するアプローチ、あっさりしたところを見せずにしっかりスイングしてるのは非常にいい。これが継続できるようになれば、もっと上がっていける」と期待を込めた。

 また、京セラドーム大阪は無観客が継続されていることもあり、久々となるホームでの有観客試合に「全然違う。嬉しいですね。大阪も有観客に戻れたら…」と、観客の声援の力を改めて感じたようだ。有観客試合は明日15日まで。16日は京セラドームのため無観客で行われる。


取材・文=どら増田

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